ここでは青汁とは野菜ジュース、どちらが優れているのか原料や成分を比較しながら紹介していきます。
どちらも栄養素を豊富に含んでいますが、飲みやすさを重視した野菜ジュースと、栄養素を重視した青汁では得られる栄養素が大きく異なることが分かっています。
代表的な2つの飲み物をピックアップし、比較しました!
青汁と野菜ジュース、それぞれたくさんのものが販売されています。
そこで今回は長年販売されて愛されている2つの商品を選び、比較することにしました。
青汁代表はサントリーから販売されている「極の青汁」。
すでに10年以上販売されていて、2億杯到達しているという人気の青汁です。
野菜ジュース代表はカゴメから販売されている「野菜生活100オリジナル」。
1995年に登場してから野菜ジュースのスタンダードな商品として認知されています。
これらの原料を比較してみました。
ご覧のように原料の数で言うと、野菜ジュースが圧倒しています。
この原料を見ると、あることに気付きます。
それは青汁でよく使われるケールが野菜ジュースにも入っているということ(野菜生活の場合ですが)。
「それなら野菜ジュースのほうが良いのでは?」と思うかもしれません。
ただ、野菜生活に入っているケールは非常に微量だと考えられます。
飲みやすさにこだわり、全体的なバランスを考えケールの苦味は全く感じません。
野菜生活はそれぞれの食材がちょっとずつ入っているので、何かひとつの味が飛び抜けているということもないです。
栄養素を考えつつも、飲みやすさに重きを置いている飲み物ならではです。
続いて、1杯当たりに入っている成分を比較してみました。
比較すると、ビタミン類は青汁の方が豊富に含まれていることが分かります。
何故野菜を豊富に入れているのに、野菜ジュースの方が低いかというと加熱処理を加えられている影響と考えられます。
ビタミンは熱に弱いので、製造工程を経て、減少していってしまうのでしょう。
一方、青汁は加熱処理を行わず低温乾燥と呼ばれる製造工程を経ています。
そのため、ビタミンが失われず原料からほとんど変わらない状態をキープできているというわけです。
以上のことから原料が少なくても栄養素を見ると、青汁の方が優れていると言えそうです。
飲みやすさにこだわるなら、野菜ジュースが良いですが、健康的な体を作り上げたいと考えるなら青汁でしょう。
青汁をおすすめできる要因をまとめると、下記のような理由です。
野菜ジュースは果糖を使って甘みを加えているため、糖質が結構あります。(1杯当たり14.8g)
それに対し、青汁はケルサチン配糖体、フラクトオリゴ糖など糖質にあたるものを多少使用しているものの、微々たる量。
糖分はほとんど入っていないと考えてよいです。
カロリーも青汁約10カロリーに対し、野菜ジュースは約60カロリー。
これらの数値を見る限り、ダイエット目的などでも差が出てくる可能性があります。
そして青汁の方が食物繊維も豊富に含まれていますから、便通を良くするにもこちらの方が向いているといえます。
どちらの飲み物も栄養価が高いものが含まれているとは言え、やはり青汁は頭一つ飛び抜けた存在と言えそうです。
以上、青汁と野菜ジュースを比較検証しました。
各メーカーによって配合されているものが違うので一概には言えませんが、原料の成分を損なうことなく、そのまま処理されている青汁の方が栄養価が高いケースが多いと言えそうです。
今後、長期に渡って飲み続け、健康と真剣に向き合いたいと考えるなら、まずは青汁を検討されてみてはいかがでしょうか。
/公開日:2018年1月5日