青汁には食物繊維が多く含まれているので、たくさん飲みたくなってしまいますね。
でもたくさん飲むと、「お腹を下すのでは?」と心配して量を控えている方も多いです。
実際、青汁の使用上の注意でも1日1杯、あるいは2杯までなどとしているケースが多いです。
ただ、1日の食物繊維を考えると1日1杯だけではそこまで影響はないという見方もあります。
どのぐらい飲むのがちょうど良いのか様々な角度から調べてみました!
日本人の食事摂取基準によると、1日に必要な食物繊維の量は男性は20g以上、女性は18g以上とされています。
しかし実際は国民健康栄養調査結果の発表によると、どの年代でも必要量に満たしていないことが明らかになっています。
【日本人の平均食物繊維摂取量】
20代男性:13.1g
30代男性:23.3g
40代男性:13.9g
50代男性:14.8g
60代男性:16.8g
20代女性:11.8g
30代女性:12.5g
40代女性:13.0g
50代女性:14.4g
60代女性:16.6g
このように普通の食生活では、食物繊維が足りなくなっているのが現状です。
だんだんと食事の大切さや健康管理に気を遣う60代以降になると、その数値が増えますが、それでも足りないぐらいです。
食物繊維は意図的に増やしていかないと、不足しがちな成分といえます。
続いて青汁1杯に含まれる食物繊維について調べてみました。
バナナ何個分、キャベツ何個分などと曖昧な表現になっていて、正確な表記のない青汁もあるのですが、わかっているところでいくつか紹介します。
【1杯あたりの食物繊維】
極の青汁:0.96g
健康道場 粉末青汁:3.6g
森永のおいしい青汁:5.5g
ヘルスマネージ 大麦若葉青汁デキストリン:5.9g
このように少ないものだとわずか1g程度、多いものだと6g程度ということがわかります。
大体平均的には2~4gの食物繊維となっています。
6g、青汁で摂れると結構大きいですね。
どの年代も6g~8g程度食物繊維が足りていませんから、それを補給するのにちょうど良いです。
食物繊維をメインに考えている方なら、ヘルスマネージ大麦若葉青汁デキストリンが一番おすすめです。
尚、ヘルスマネージ大麦若葉青汁デキストリンは野菜や果物以外に難消化デキストリンと呼ばれる食物繊維がプラスで入っているので、高い食物繊維の数値となっています。
青汁の飲用上の注意で「1日1杯程度を目安に」などと書かれているものが多いです。
多くても3杯ぐらいまでを上限としていることが多いですね。(ちなみに3杯まで可としているのは極の青汁など)
こういった目安は、おそらく体調を考慮して安全性を考えた数値になっていると考えられます。
例えば、飲みすぎてお腹を下したりする人が続出したら、商品の悪評が広がるだけですからね。
ただ、こんな面白い研究データもあります。
健康食品を販売しているキューサイ株式会社が、ケールと血糖値の関係をまとめた検証を行っています。
21歳から64歳の男女で、血糖値が高めの方を対象にケールの粉末(7g、14g)を炭水化物に含ませ、食事を摂取してもらったという研究があります。
参考URL:http://corporate.kyusai.co.jp/company/r-and-d/research/QSAI_PRESS_RELEASE_161111.pd
これは食物繊維を含むケールを摂取して、どれぐらい血糖値が変わるかというテストなのですが、ケールの粉末14gってすごいですよね。
青汁の粉末がだいたい3gから5g程度。
これをはるかにしのぐ量をテストしています。
テストとはいえ、これぐらいの量(食持繊維)を飲んでも問題ないということです。
青汁を何杯飲んでも問題ないと声を大にして言うわけではありませんが、2、3杯飲むぐらいだったら体に悪影響はないということがよくわかります。
ちなみにケールの粉末14gを摂取すると、「血糖値の上昇が非常に抑えられる」ということも明らかになっています。
血糖値を抑えたいなら青汁をちょっと多めに飲んじゃってもいいかもしれませんね。(ただし、お腹がゆるくなる可能性など含めて自己責任で行ってください。)
以上、食物繊維繊維が豊富に含まれる青汁はどれだけ飲んで良いのか検証してみました。
例えば、極の青汁のように食物繊維がそこまで入っていないとされるものならすぐにお腹を下すということもないでしょう。
その場合は数杯飲んでもそこまで体に負担はないと考えられます。
飲む前に食物繊維がどれだけ入っているのか見極めてから、上限を決めるのがおすすめです。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁デキストリンのように食物繊維が多いものは飲みすぎ危険です。
そのあたりは体調を見ながら判断してください。
/公開日:2017年12月27日