青汁を飲むと、「体調が良くなる」、「健康を維持できる」という話を聞きます。しかし、実際に青汁に含まれる成分を検証し、どんな影響が体にあるのか具体的な説明がないと、イマイチ信憑性もありませんね。
そこで当記事では、青汁に含まれる成分について研究したデータを抜粋しながら、体に与える効能や副作用について詳しく見ていきます!
化粧品や健康食品を取り扱っているファンケルが同志社大学との共同研究で、青汁に含まれる成分について検証した結果を発表しています。
ケールを原材料として使用している青汁は比較的よく見かけることができます。ケールは見た目がキャベツに似ていますが、キャベツより緑が濃く、結球になっていない野菜です。ケールはそのまま生野菜などで食べるには苦味と青臭さが強く、キャベツほど市場に出回っていません。しかし、ケールには非常に多くの栄養素が含まれています。
特にその数値が大きいのが、ビタミン類とミネラルです。また抗酸化作用も含まれている、という報告もあります。
そしてこのケールを含む青汁を長期間摂取すると、「中性脂肪と血糖値の低下に役立つ」という結果が出ています。中性脂肪は、体の中に溜まった脂質のこと。つまりケールを摂取していれば、脂肪分がつきにくい体になりやすいということです。
どうしても日本人の食生活では、炭水化物を多く取りがちです。すると、ブドウ糖が体の中に余ってしまいます。ブドウ糖はグリコーゲンとなり、それが肝臓に蓄えられて、消化できずに中性脂肪へと変わってしまいます。
中性脂肪の低下目的にケールを摂取するのは良い方法です。
そして、もう一つが血糖値の低下。血糖値も中性脂肪と同様にブドウ糖が関係していて、血液の中にいつも以上にブドウ糖が多く増えてしまっている状態です。
ブドウ糖が増え、血糖値が上昇してしまうと糖尿病や肝炎、肝硬変、高血圧症などの可能性が高まってしまいます。青汁を飲用し、血糖値を一定に保つことでサラサラとした正常な血液を維持することができます。
研究では、アンチエイジングに関する検査も行っています。対象は筋年齢、骨年齢、ホルモン年齢、神経年齢、血管年齢です。
それぞれ年齢に見合った質や量を維持しているかという検証を行っています。調査は50歳から69歳の女性110名。1年以上毎日継続的にケールを含む青汁を摂取し、どのような違いがあるのか調べてみました。
この中で、特に違いが表れたのが筋年齢。筋年齢は筋肉量や筋肉の質などを数値化したものです。
その結果、ケールが入った青汁を飲んでいる人の平均年齢が49歳、飲んでいない人が54歳という結果になりました。「ケールを飲めば筋肉がつく」という短絡的なものではありませんが、筋肉を形成するために必要な成分を摂取できるというのは間違いないでしょう。
他にも神経年齢が、ケール入り青汁を飲んでいる人のほうが5歳程度若いという結果も出ています。
神経年齢は耳、鼻、目、口の神経を使った能力のこと。例えば、記憶力や反射神経、想像力などが関係してきます。青汁を飲むと、「気持ちがいつまでも若々しく保てる」というのはこういった要素がありそうです。
ここまで青汁が持つ効果や作用について紹介してきました。一方で、毎日摂取していて副作用がないのかも気になります。
青汁には上記で紹介したように、血糖値を下げる作用があります。もともと低血糖な人は「インスリノーマ」と呼ばれる低血糖症になってしまう可能性も否定できません。
インスリノーマとはインスリンの分泌が増えてしまって、血糖値の調整ができなくなっている状態です。この症状が現れると動悸や息切れ、頻脈などの体の変化が出てきます。
また、脳への糖供給が減ってしまうので思考回路が低下し、ちょっとフラフラした感覚やボーッとした感覚が続いてしまいます。
青汁を飲んだからといってすぐに血糖値が下がるわけではないのですが、長期的な飲用でこのような変化も考えられるので、心に留めておきましょう。
また、それ以外では食物繊維が豊富に含まれている青汁が多いため、飲用後、ちょっとお腹がゆるくなったり、下痢気味になってしまうことも考えられます。このあたりは自分の体調を考えながら、ちょっとずつ飲むようにすれば特に問題ありません。
ケールは苦いというイメージがありますが、青汁にすればサラっと飲むことができます。青汁はマズいというイメージはケールからからもしれませんが、それも昔の話。
最近の青汁はとても飲みやすいです。
ケールの青汁でおすすめなのが、本搾り青汁ベーシック。
10日分のお試しで780円。今ならさらに10本分追加でついてきます。
栄養不足やアンチエイジングを考えているなら一度試してみてもいいかもしれません。
以上、青汁を飲用することによる体への効果や効能、副作用について紹介しました。青汁はあくまでも健康補助食品の一つです。
薬のように体に大きな変化が生まれたり、逆に副作用が出るということもありません。健康を維持するサポート的な存在と考えておきましょう。常識的な量で飲む分には、悪い変化は起こらないと考えて大丈夫です!
/公開日:2017年11月27日