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    青汁が体にいいワケとは?成分や保存方法など分析しました!

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    「青汁が体にいい」という話はよく聞きますね。
    ただ、野菜をたくさん入れた飲み物なら、すでに野菜ジュースがあるわけです。
    しかし、世間的には「野菜ジュースより青汁のほうが体に良い」という印象があるのではないでしょうか。

    青汁のほうがなぜ体に良いのか、そして青汁ならではの良さはどんなところにあるのか分析してみました!

    青汁が野菜ジュースを上回る理由

    栄養素重視の原料選び

    まずは、青汁と野菜ジュースの比較をしていきましょう。
    どちらもいくつかの野菜を搾汁して作られた飲み物です。

    野菜の数で言うと、野菜ジュースの方が多く入っているものが多いです。
    「それなら野菜ジュースのほうが良さそう」という考えも出てきますね。

    しかし野菜ジュースは栄養素より、どちらかというと飲みやすさや後味、のど越しに重点が置かれた飲み物といった印象です。

    それゆえ、苦い野菜や後味がちょっと悪いものは基本的に配合されていません。

    例えば、野菜ジュースで有名なカゴメの野菜ジュース。
    入っている原料を見るとトマト、人参、キャベツ、ほうれん草など非常にメジャーどころの野菜が多く並んでいます。

    決して悪いということはありませんが、日常的に料理やサラダなどで摂取できるので、わざわざジュースにしなくても良いかな、という気もします。

    一方、青汁の原料をみると、下記のようなものが並びます。

    大麦若葉、明日葉、ケール、桑の葉。
    これらの野菜は一度も食べたことがないという方もいるのでは。
    生野菜にするには苦すぎますし、加熱して調理したとしても食べやすいとは決して言えません。

    そういったものが青汁に入っています。
    しかし、それでもあえて投入するのは、やはり優れた栄養素があってこそ。

    鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウム、ビタミン類など豊富な栄養素があるため、青汁に使われています。

    糖質の少なさ

    野菜ジュースより青汁のほうが明らか優れている点を挙げると、糖質の少なさが挙げられます。
    例えば、野菜ジュースの野菜生活100で比較すると、1パックでショ糖が3.4から6.7g配合されています。

    一方、青汁のヘルスマネージ大麦若葉青汁で比較すると、1杯あたり0.029gです。

    糖質はかなり差がありますね。
    もちろん商品によってばらつきはあるんですが、野菜ジュースは甘さを加えたものが最近は多いので、糖分が気になるなという人は青汁の方が良いですね。

    飲み物の糖質って、結構バカになりません。
    1杯あたりでは大したことがなくても、1日に何回か飲んだり、毎日飲むものとなると、蓄積される量も違ってきます。

    そして、青汁の場合は糖質自体が少ないということもありますが、食物繊維が非常に多いです。
    大麦若葉やケール自体の野菜もそうですし、それにプラスしてたら難消化デキストリンと呼ばれる食物繊維を別途、配合しているケースもあります。

    食物繊維が豊富にあれば、体内の糖を吸収してくれますので血液中に滞留するリスクが減ります。
    その結果、血糖値が下がり、体重の抑制や糖尿病の抑制につながります。

    「糖質の少なさ+食物繊維のパワー」が青汁にはあります。

    カロリーが低い

    糖質に関連する話で言うと、青汁は糖質だけでなくカロリーも低いです。
    因みに糖質とカロリーって、ちょっとごっちゃになっちゃいますよね。

    ただ、これは別物で人間の体は消費するとき、最初は糖から燃焼されていきます。
    その後、脂肪燃焼されていく流れ。
    ダイエットするとき、糖質とカロリーを控えるのが原則ですが、どちらかというと糖を控えた方が良いです。

    過去に、「カロリーと糖質どちらを抑えれば痩せられるか?」といった検証が行われ、糖を控えた方が効果が出やすいという臨床試験の結果も報告されています。(ニューイングランドジャーナルオブメディシン情報誌より)

    参考:http://www.nejm.jp/abstract/vol359.p229

    おそらく糖の燃焼に時間がかかってしまい、カロリーが体に蓄積されてしまう影響が強いのかもしれません。
    ただ、糖を控えたところで結局カロリーが多ければ、燃焼が間に合わなくなってしまうのも事実なので、カロリーが低いに越したことはありません。

    SOD酵素の存在

    なかなか普段食べる野菜では摂取しにくい成分が青汁には含まれています。
    それがSOD酵素です。

    正式名称は「スーパーオキシドリスムターゼ」というもので、体の中に存在する悪性の活性酸素を分解してくれる酵素です。

    人間の体は、年齢を重ねるにつれて活性酸素が増えてきます。
    活性酸素は老化や生活習慣病、もっと深刻な場合は癌の発症を及ぼす有害なものです。

    もともと体の中にあって、完全に除去しきれるものではないのですが、分解しきれず余ったものがそういった悪さ(老化など)をしてしまいます。

    その活性酸素の阻害効果があるものが、SOD酵素です。
    作用を考えると、中高年や年配の方ほど特に摂取したい成分です。
    若い方ならまだ免疫作用や抗酸化作用が強いので、活性酸素と戦うだけの機能を持ち合わせています。

    SOD酵素は、特に大麦若葉に多く含有しているといわれています。

    「何だか肌が黒ずんできた気がする」
    「肌にシワやシミが増えたような気がする」
    「健康診断で動脈硬化の危険性を指摘された」

    こういった経験がある方は、SOD酵素が入っている青汁を毎日飲みましょう。
    活性酸素を分解する働きを促すことができます。

    フリーズドライ製法を用いている

    青汁が他の飲み物と違う点は、「フリーズドライ製法」と呼ばれる真空状態のまま凍結させて、乾燥させる技術を使っていることです。

    分かりやすく説明すると、まずは野菜や植物などを細かく刻み、それを凍結させます。
    その冷凍された固体物を空気の無い真空状態にします。

    その状態のまま気圧を下げると沸点が下がり、わずかな加熱のみで水分が昇華されます。
    これにより熱々の温度で加熱しなくても乾燥した状態が作れるわけです。

    単純に加熱して水分を飛ばすという事ではなく、冷凍して真空状態にしているのが青汁のフリーズドライ製法の特徴です。
    なぜそのような特別な方法を使うかというと、栄養素を失わないためです。

    非加熱によってどれだけ栄養素が保たれるのかということを、国立健康栄養研究所情報センターというところが調査しています。

    参考:http://web.kyoto-inet.or.jp/people/vsojkn/archives/2017/chourisonmou1.pdf

    この検証結果はとても面白いです。

    ・さつまいもを電子レンジでゆでたらβカロテンはどのぐらい残っているか
    ・にんじんを揚げたらどれだけのβカロテンが残っているか

    などいろいろな調査を行っています。
    その調査の中で青汁に使われることもあるほうれん草についてのデータもあります。

    「茹でる」、「電子レンジで調理」、「蒸す」、「炒める」、「干す」など様々な調理法での栄養素の変化を調べています。
    例えば、「電子レンジで約3分程温めただけでも20%ほどβカロテンが消失する」というデータが残っています。

    特に消失が激しいのが炒めた場合。
    3分炒めただけでも約33%の消失と報告されています。

    ほうれん草の炒めものを作ったら、3分以上炒める事もあるでしょうから、それだけ栄養素が消失することに・・・。

    こういった調理法によって栄養素が失われることが明らかになっています。
    その点、青汁は一切加熱処理を行わず飲むことができますから、栄養素が高いというのも頷けます。

    優れた保存方法が青汁にはある

    乾燥させてある

    青汁を飲用する場合、ほとんどのケースが粉末になっています。(一部冷凍のものもありますが)
    乾燥させることでいろいろなメリットがあります。

    まず、長期保存が可能になるということ。
    食べ物の賞味期限や消費期限って、「どれだけ酸化せず持つか」ということがキーになっています。

    酸化しやすいのは、水分が含まれている食材です。
    水分は微生物が住みやすい環境になっているので、そこから腐敗菌が発生し、腐って食べられなくなる状態になります。

    逆に言うと、水分がなければ微生物が住み着かないので腐る可能性が低くなります。
    ちなみに、それでも消費期限が設定されているのは空気中の水分子と混ざりあって酸化してしまう可能性があるからです。

    完全密封状態であれば、本来数年間放っておいても食べられる状態にあるはずです。(それでもパックや袋の外側から水分が浸透してしまう可能性があるので、永久に保存できるわけではありませんが)

    ちょっとダラダラと説明が長くなってしまいましたが、要は「水分がないとそれだけ保存が利く」というわけです。

    添加物を使用しなくて済む

    酸化の恐れがあるからこそ、保存料や添加物が使われてしまいます。

    実際、青汁の原料をチェックしてみてください。
    ほとんどの商品で添加物は使われていないはずです。
    具体的には下記のようなものが、青汁にはほとんど入っていません。

    ・甘味料
    ・着色料
    ・酸化防止剤
    ・粘料
    ・発色剤
    ・漂白剤
    ・香料
    ・乳化剤
    ・強化剤

    栄養素とは関係なく、商品を保つための成分なんて本来、人間は摂取しなくて良いものです。
    それらが入っていないため、かなり安全性も高いですし、健康に良いということがわかりますね。

    尚、もしこれらの添加物が入っていたとしても、分かりやすく「酸化防止剤」などとは書いてないかもしれません。
    酸化防止剤の化合物である「アスコルビン酸」、「エリソルビン酸」などと書かれていることもあります。

    もし耳慣れない化合物らしきものがあったら、ググってみてくださいね!

    まとめ

    以上、青汁が体に良いワケを紹介しました。
    青汁には普段摂取できないような成分が入っていますし、天然の製法で作られたものばかりです。

    世の中にある食品は消費者だけの視点で作られたものだけでなく、供給する側の意図(すぐに廃棄したくないから長持ちさせたい)もあります。

    保存料や添加物というのは、なかなか避けては通れないものです。
    そんな中、青汁は非常に安全性の高い保存状態が利く飲み物ですので、どなたでも安心して飲めるでしょう。

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