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    粉末の青汁って栄養価は高いの?効果は期待できるのか検証

    青汁の粉末と栄養
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    最近は粉末状にした青汁が数多く販売されていますね。
    ただ、粉末状にしていて一つ気になるのが栄養素。
    「せっかくの野菜も粉末にしてしまっては、ほとんど栄養がないのでは」と思う方もいるでしょう。

    そこで粉末の青汁は栄養価が低いのか、そして身体に与える良い作用は期待できるのか検証していきます。

    粉末青汁の栄養素は少ない?

    皆さんは「加熱処理をすることで、ビタミンや酵素が破壊されてしまう」と聞いたことがありませんか。

    実際そういった栄養素は熱に弱いので、栄養素が減少してしまうのは事実です。
    粉末になっていると、加熱処理されていそうな気がしますよね。

    しかし、それではせっかくの野菜を粉末にして摂取する意味がありません。
    そこで各社は栄養価をできるだけ減少させないような製法をとっています。

    どの企業も「低温乾燥」、「スプレードライヤー」などといった乾燥装置を使った工程を経ているはずです。

    これらは野菜や果物のエキスを瞬時に粒子状にすることが可能な製法です。
    熱による変形を防ぎ、栄養素をそのまま凝縮することに成功しています。

    この方法は、加熱処理によって栄養が破壊されやすい成分や素材に数多く使われています。
    具体的にはコラーゲン、キトサン、プロポリス、乳酸菌、デキストリンなどです。

    もちろん生の野菜をそのままミキサーなどにかけて飲んだ方が、栄養素をそのまま吸収できるのでそれに越したことはありません。
    しかし、それでは長期間の保存が出来ません。

    製造から数週間経っても摂取できる粉末状なら生産者、および消費者共にメリットがあるといえます。

    どうやって粉末状の青汁は作られているの?

    粉末状の青汁は、主に下記のような流れで製造されています。

    1、野菜や果物を収穫
    2、洗浄
    3、粉砕
    4、搾汁
    5、冷却(低温乾燥など)
    6、充填
    7、出荷

    もちろん各メーカーによって多少工程が違いますが、フリーズドライやスプレードライなど冷却作用を与えながら乾燥させる工程を経ているケースが多くなっています。

    粉砕することで、生野菜では摂ることが難しかった野菜まで摂取できるようになります。
    これまで栄養価が高いのにもかかわらず手が出せなかった苦味のあるもの、繊維が固いものでも摂取するのが容易になりました。(具体的にはケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉などです)

    製造工程でこのようにせっかく加熱処理を与えないで、お客さんの手元に届いているわけですから、お湯やスープに入れて飲むのは推奨できません。
    もちろんそれでも体に悪いというわけではないですけど、栄養素をそのまま摂取するなら水、または牛乳などと飲んだ方が良いです。

    ちなみにほとんどの青汁は粉末状にしてしまうと、せいぜい1杯あたり3gから5g程度の量です。
    そうすると原材料として野菜が多くても、一つ一つの量が少ないということになりますから、必ずしも野菜の種類が多いのが良いというわけではありません。

    粉末青汁は野菜に換算すると、どれぐらい入っている?

    あくまで暫定的な数値ですが、およそ生野菜50g前後は含まれているのではないかと想定されます。
    例えば、キューサイのように青汁に「生野菜何グラム相当」などと書いてあるものもあります。(ちなみに、はちみつ青汁は生野菜70g相当)

    キューサイの青汁を摂取すると、1日あたり下記のような栄養素を補給できます。

    ビタミンC:99~202mg
    ビタミンK:150~331μg
    ビオチン:27μg
    カルシウム:114~312mg
    カリウム:194~468mg
    食物繊維:2.3~5g

    数値に幅があるのは年齢や体格などによって吸収できる割合が異なるためです。
    これらは野菜と比較すると、かなり高い数値です。
    例えばトマト1個(165g)と比較すると、全ての数値で上回っています。

    いくつかの野菜を摂取して、ようやくこの青汁と同じ栄養素になるくらいですから、やはり効率的に栄養を補えるのは間違いありません。

    もちろん、商品によって原材料も違うので一概には言えませんが。
    ただ、普段の食生活にプラスして、野菜を補充できるのは確かでしょう。

    1日に成人が必要な野菜の摂取量は240g程度といわれています。(20代の場合)
    その内50~70gでも青汁で摂取できればかなり効率的ですよね。

    野菜は意識して食べている人でも、摂れていると思っている栄養素より低くなりがちです。
    例えば、野菜炒めなど調理すると栄養が減少してしまうので。

    そう考えると、毎日青汁と摂って補給できるのはとても助かりますね。
    生野菜を摂っているのと変わらない価値があるといえます。

    まとめ

    以上、粉末青汁の栄養価について調べてみました。
    生野菜をバクバク食べられれば、もちろん青汁より高い栄養素が期待できますが、さすがにそれは現実的ではない話。

    そう考えると液体にして、簡単に飲むことができる粉末青汁は理想的な飲み物です。
    青汁を飲むことで健康的な食生活が近づいてきます。

    /公開日:2017年12月28日

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