ここでは青汁とヨーグルトを混ぜて摂取するメリットについて詳しく見ていきます。
単純に「味をまろやかにして食べやすくする」という意味合いもありますが、栄養面や食後の感覚にも違いが出てきます。
一緒に摂取することで、最終的にはダイエット効果が得られる可能性もあるので、その辺り詳しく解説していきます!
液体のみの青汁と、ヨーグルトに混ぜて青汁を摂取するのでは、やはり後者の方が満腹感が得られます。
お腹に満たされる感覚が得られるのは、粘性のあるヨーグルトならではです。
ヨーグルトにはタンパク質も含まれていますので、その分、胃の中での滞留時間が長いです。
食物繊維が中心の青汁は果物などと同様、消化が非常に早く、お腹にたまらない感覚があります。
食べた量にもよりますが、消化に要する時間は食物繊維は1時間から2時間程度、タンパク質は4時間から6時間程度といわれています。
例えば、置き換えダイエットをやろうとして青汁だけでは物足りず、ついつい間食してしまうなんてこともあるでしょう。
しかし、ヨーグルトと一緒に摂れば腹持ちも良くなりますから、1食だけ「青汁+ヨーグルトのセットのみ」で乗り切ることも難しくありません。
実際、少量のヨーグルトではそこまで消化に時間を要するわけではありませんが、「タンパク質を分解する酵素の働きは時間がかかる」というメカニズムがありますので、青汁単品で摂取するよりは間違いなく空腹をしのげる可能性があります。
単純に考えると、青汁単品で済ませるのと、青汁とヨーグルトを同時に摂取するのでは後者の方がカロリーも増えてしまいます。
青汁1杯あたり100mlから150mlとすると、平均カロリーは10から20カロリー程度。
そこにヨーグルト1個分(100gあたり)をプラスしたカロリーは下記のような形です。
明治ブルガリアヨーグルト脂肪ゼロプレーン:38カロリー
明治ブルガリアヨーグルト:62カロリー
森永乳業ビヒダスプレーンヨーグルト:46カロリー
この分が増えることになります。
しかしだいたい50カロリー程度。
つまり青汁とヨーグルトを一緒に摂取したとしても、1食100カロリーを超える事はまずありません。
1日に必要なカロリーから朝食分を割り出すと、500カロリーから600カロリー程度摂ればよいということになります。
ということは、ヨーグルトと一緒に摂ったところで1日分のカロリーオーバーをするということはないです。
あまりにもエネルギーが少な過ぎると貧血などのリスクもあるので、青汁+ヨーグルトの置き換えダイエットはむしろ青汁単品より健康面では良いくらいです。
ヨーグルトと青汁を取るメリットは、栄養価の面でも大きいです。
それぞれ様々な成分が入っていますが、青汁は主に食物繊維、ヨーグルトは主に乳酸菌です。
共に整腸作用が期待できるものですが、役割としてはちょっと違います。
・食物繊維は便自体への作用
・乳酸菌は胃や腸など身体への作用
違った側面からのアプローチになるので、両方同時に摂取しても全く問題ないです。
食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、便のかさを増やしてくれたり、軟便にして排出しやすくしてくれるものです。
乳酸菌は糖を分解し、乳酸を増やしてくれます。
その結果、悪玉菌の量が減るので腸内環境を正常にしてくれるものです。
つまり「両方を摂取すれば、胃や腸の調子が良くなって、便自体も出やすい」という状況になります。
「そんなにお腹の調子が良くなるものばかり食べても下痢になるのでは?」と思う人もいますが、整腸作用をもたらすことと便の水分量が増えることは別です。
腸の働きが安定していないと水分が十分吸収されず、便として排泄されてしまうことになります。
つまり、お腹の調子が良ければ下痢にはならないです。
青汁とヨーグルトは低カロリーで整腸作用が期待できるため、確かに良い組み合わせです。
ただ、この2つだけでは1日に必要なタンパク質が不足してしまう可能性が高いです。
そこで昼食、または夕食は高タンパク質で低カロリーのものを摂取しましょう。
そうすれば、1日の栄養価がバランスよく摂取できます。
具体的にはムネ肉、ヒレ肉、レバーなどです。
他にはあまりお腹に満たされるものではないですが、大豆製品、シラス、イワシ、いくらなどの魚類も高タンパク質低カロリーです。
青汁とヨーグルトによる1日置き換えダイエットを実施しているなら、夕食でこれらのタンパク質を摂っても、1日の摂取カロリーが大幅に増えてしまうということもないです。
1日のトータルバランスで考えて食生活を改善してみてください。
以上、青汁とヨーグルトを一緒に摂るダイエットについて紹介しました。
ダイエットをするときは出来るだけ消費カロリーと同じような摂取カロリーで済まそうという気持ちが働くかと思います。
確かに体重を減らすという意味では良いのですが、栄養価が偏ってはいけません。
タンパク質も摂取して均等な栄養補給を意識してください。
/公開日:2017年12月29日