「食べていないのに痩せられない」、「運動しているのに痩せられない」と悩んでいる方はいませんか?
それは、そもそもの栄養状態に問題がある可能性があります。
どんなに努力していても栄養が足りていないと痩せにくくなってしまいます。
そんな栄養不足を整えるのに青汁はとても手軽で効率的な食品です。
ただし、青汁を飲んでいれば自然と痩せられるというわけではなく、正しい方法で活用することがカギとなります。
そこで今回は青汁を飲んでダイエットできる理由とおすすめの方法、アレンジレシピをご紹介していきます。
今度こそダイエットを成功させたい方、青汁ダイエットが気になっている方はぜひ参考にしてください。
ダイエットの王道といえば「食事制限」です。
女性の多くは運動をハードにこなすことは苦手に考えていて、痩せようと思ったらまず先に「食事を減らす」という行動に出てしまがち。
しかし食べる量を減らしても一時的に痩せるだけで、食事を元に戻したときにリバウンドの危険があります。
前と同じ状態に戻るどころか、さらに太ってしまっては意味がありませんよね?
痩せて美しい体型をキープできてこそ、本当のダイエット成功といえます。
ガリガリに痩せることも決して美しい体型とはいえません。
最近では女性でも筋トレをダイエットに取り入れている方が増えていることからも、全身の均整が取れて引き締まった体型こそが美しいプロポーションだとされています。
そのためには栄養的なバランスを整えた食事を取り入れることこそが、ダイエットの鉄則となっています。
そこで正しいダイエットとはどんな方法なのか、まずは栄養学的な観点から理解を深めていきましょう。
厳しい食事制限、カロリー制限など頑張っているのに痩せられないという方、それはもしかしたら栄養が足りていないことが原因かもしれません。
ダイエットの基本的な考え方に「脂肪燃焼」と「筋力アップ」の大きな2つの軸があります。
この脂肪燃焼にはビタミンB群やアミノ酸、筋力アップにもアミノ酸やタンパク質、ミネラルなどの摂取が欠かせません。
もし食事制限をして低栄養状態になっているのであれば、新しい筋肉が作られずに代謝に必要な筋肉までも落ちていってしまいます。
そのためみかけ上は体重が減って痩せたように見えても実は筋肉が落ちただけで、体脂肪は減っていないという場合もあるのです。
基本中の基本ですが、ダイエットを成功させるには運動そして食事を見直すことが欠かせません。
しかし、多くの方が陥りやすいのが運動と食事改善を間違った方向に頑張ってしまって失敗するケースです。
「ランニングで頑張っているから食べても良いと思って食べ過ぎてしまう」、「運動しない代わりに食事を減らし過ぎてしまう」、「運動を適度に行なっているが栄養が足りていない」など、間違ったダイエットを行なってしまうのです。
また、食事制限を頑張り過ぎて食べないダイエットをしてしまうと、結局は続かないので「ドカ食い」につながりリバウンドしてしまうこともあります。
では、どんな方法が正しいダイエット法なのでしょうか?
正しいダイエットでは適度な有酸素運動と筋トレに合わせて、食事から十分な栄養素を取り入れることが重要です。
いくら運動しても栄養状態が悪ければキレイに痩せられません。
食べないことを目指すのではなく、しっかりと栄養素を取り入れられて無理のない食生活を続けることこそが成功への近道となります。
では、一体どんな栄養素を取り入れていくと痩せられるようになるのでしょうか?
ダイエットにおいて重要なのは「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」などの基本的な栄養素です。
また、ダイエットの大敵である便秘や高コレステロールを抑えるのに必要な「食物繊維」も十分な摂取が必要です。
一方、量と質に注意したいのが、「糖質」と「脂質」です。
最近話題になっているダイエット法に「糖質制限」がありますが、糖質は完全にゼロにするのではなく少量取り入れた方が無理なくダイエットを続けられます。
過剰に甘いものを欲しがる人は、単純に摂取エネルギーが不足しているため身体が悲鳴をあげている可能性があります。
ストレスにより血糖値が不安定になって過食になってしまうことも考えられるので、ストレスはダイエットの大敵です。
また、脂質を完全にカットしようする方がいますが美容と健康に欠かせない栄養素です。
大事なのはどんな脂質を選ぶかということ。
青魚やアボカド、ナッツ類などに含まれる痩せる油(オメガ3系脂肪酸)を含む油はむしろ摂る方がダイエットしやすくなります。
食事改善が難しい人に青汁は強い味方!
必要な栄養素が大体分かったところで、あなたは上で紹介したような完璧な栄養バランスの食事を毎日続けられますか?
残念ながら多くの人がそこでつまずいてしまうことがダイエットを成功しにくくさせています。
特に野菜不足はダイエットの妨げとなります。
毎日十分なタンパク質は肉類を取り入れることから改善できます。
最近ではプロテインドリンクなども美味しいものがあるので、上手く取り入れればタンパク質は意外と簡単に摂取できます。
しかし、難しいのはビタミンとミネラル、食物繊維の摂取です。
たっぷりのサラダを食べているから大丈夫という方もいるかもしれませんが、大事なのはその中身です。
レタスやきゃべつばかりのサラダ、もやしたっぷりの野菜ラーメンなどでは十分な栄養素が摂れません。
大事なのはビタミン、ミネラル、フィトケミカルなどが豊富な緑黄色野菜を十分に摂ることです。
これらの野菜はコンビニや外食ではつい不足しがちになります。
そこで、忙しい現代の私たちが効率よく緑黄色野菜の恩恵を受ける方法としてサプリメントまたは青汁という方法があります。
特に青汁は野菜をそのまま粉砕して粉末状にして作られているので、野菜不足を解消するのに役立ちます。
主に青汁に使われているのが「ケール」「明日葉」「大麦若葉」などの緑の葉が中心です。
これらの野菜には葉酸、食物繊維、βカロテン、ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。
種類によってことなりますが、カルシウムや亜鉛、そして酵素やポリフェノールなども摂取できることが青汁を取り入れるメリットともいえます。
すでに説明してきたように、栄養を補うことで代謝を促してダイエットしやすい体質を作っていくことが青汁でダイエットできる一つの理由です。
でも青汁の効果はそれだけではありません。青汁でダイエットできる理由をもう少し詳しく見ていきましょう。
青汁には豊富に食物繊維が含まれています。
日本人の多くが食物繊維不足であり、成人では1日の摂取目標24gのうち、平均15g程度しか摂取できていないというデータがあります。
食物繊維は腸内の汚れを絡め取ったり、腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善します。
腸内環境の悪化は太る原因でもあるため、食物繊維はダイエットにおいて非常に重要な栄養素となります。
青汁には野菜由来のカリウムが含まれています。
カリウムには利尿作用があり、体に溜まった水分の排出を促します。
むくみの原因はこの余計な水分であり、足やお腹がむくむと全身の印象も重たくなりがちです。
青汁を活用してカリウムを補うことでむくみが解消されれば、見た目もスッキリしてくることでしょう。
青汁に含まれるビタミンB群のはたらきにより、代謝をアップさせることができます。
ビタミンB群は脂質や糖質の代謝に関わるビタミンで、身体のエネルギー消費を高めます。
他にも青汁に含まれる成分には血行を促進する作用もあり、栄養状態が改善されることで冷えの解消にもつながります。
冷えはダイエットの大敵であるため、青汁を上手に取り入れて代謝の良い体を目指しましょう。
「青汁ダイエット」というと「青汁だけ飲んでダイエットする方法」と理解してしまう方も少なからずいるでしょう。
しかし、このような方法は一時的な断食としては良いかもしれませんが、継続的なダイエット方としてはおすすめできません。
では青汁ダイエットはどう行うのが良いのでしょうか?おすすめなのは、食事の補助として取り入れる方法です。
食前や食事中、または間食時に青汁を飲むようにします。
そうすることで栄養状態が安定するため食事の量が自ずと減りやすくなったり、食事からの栄養の過剰な吸収を抑えることができます。
効果が現れるには月単位で時間がかかりますが、リバウンドしにくく安全なダイエット方法です。
リバウンドの危険性があるため強くおすすめはしませんが、結果を急いでいるならば置き換えダイエットに青汁を取り入れる方法が良いでしょう。
1日の全ての食事を変えるのではなく、1食だけ置き換える方法が初心者には失敗が少ないでしょう。
最大でも3日程度にとどめて、無理のない範囲で行うことが大事です。
青汁を飲むときに基本はお水に溶かして飲みますが、毎日飲むのは正直言って飽きてしまうという方も多いでしょう。
でも、青汁ダイエットを成功させるには、とにかく続けることが大事です。
そのためには、そのまま飲む以外に飽きずに続けられるアレンジレシピを取り入れると良いでしょう。
次に簡単に作れる青汁の応用レシピをご紹介します。
青汁だけではお腹がすぐに空いてしまいますが、腹持ちのよい重たいスムージーにすれば置き換えダイエットにもぴったりです。
バナナを入れているので食物繊維とカリウムがプラスされ、さらにヨーグルトが腸内環境の改善に役立ちます。
材料:青汁 1パック
無調整豆乳 100ml
ヨーグルト(プレーン) 大さじ2
バナナ(完熟) 1/2本
チアシードやきなこなど お好みで
作り方:
以上の材料をすべてミキサーに入れて攪拌します。トロトロになったら完成です!
ダイエット中で小腹が空いたとき、甘いものに手を伸ばしたくなりますよね。
しかし、そこでクッキーやケーキなどを食べてしまっては努力が水の泡です。
そんな小腹を埋めてくれるおやつとして青汁を使った栄養満点の自家製わらび餅を作ってみてはいかがでしょうか?
ただし、砂糖を使っているので食べ過ぎないようにしましょう。
材料:
片栗粉 50g
豆乳または牛乳 300cc
青汁 粉末スティック2本
きび砂糖 50g
きなこ(黒ゴマも可) 好きなだけ
作り方:
1. 鍋に片栗粉、青汁、砂糖を入れて混ぜ合わせる。混ざったら豆乳を入れてダマが消えるまで混ぜる。
2. 鍋を弱火にかけて混ぜ合わせる。片栗粉が固まってくるので、こまめにかき混ぜる。
3. まな板にラップをしいて、きな粉を広げておく。(あらかじめ準備しておくと良い)
4. ラップの上から練り上がった生地を流して敷き詰めたら、上からもきなこをまぶす。
5. 粗熱がとれたら一口大に切って完成です。
ダイエット中でもケーキなどの洋菓子が食べたい!という人に、罪悪感の少ないおからで作ったパウンドケーキをご紹介します。
材料:
生おから 150g
バナナ 1本
卵 1個
レーズン50g
ラム酒(あれば) 大さじ2
青汁パウダー 1パック
豆乳 80ml
オリゴ糖 30g
ベーキングパウダー 小さじ1
作り方:
1. バナナをむいてフォークで細かく潰し、ボールに入れる。レーズンはラム酒でもどしておく。パウンドケーキの型にクッキングシートを敷いておく。
2. 別のボールに卵、オリゴ糖、青汁、ベーキングパウダーを入れてよくヘラで混ぜる。
3. バナナと豆乳も2のボールに投入して、おからも最後に入れてよく混ぜる。
4. ラム酒ごとレーズンを混ぜてパウンドの型に流し込む。
5. 180度のオーブンで35分焼いて完成。
青汁でダイエットする方法についてお話ししてきましたが、参考になったでしょうか?
青汁を飲めば簡単に痩せられるというものではありませんが、あくまでも栄養の補助として取り入れると痩せやすい体にシフトさせてくれます。
忙しくて十分に野菜を取れない人や食事制限をしているのに痩せないという人は、青汁を普段の食事にまずプラスしてみてはいかがでしょうか?
足りない栄養を補うことで身体が満足感を得られるようになると、次第に痩せやすい体に変わってくるはずです。
ぜひ青汁を上手に取り入れたダイエットを試してみてくださいね。
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