ここでは青汁と血糖値の関連性について紹介していきます。
よく「血糖値を下げると太りにくい体質を生む」って言いますよね。
でも、具体的にどの成分が、どのように作用してというとこまではよくわからない人も多いでしょう。
数ある食品の中で、青汁はなぜ血糖値抑制に効果があると評価が高いのか、詳しく紹介していきます!
まず青汁と血糖値の関連性をお話する前に、血糖値がなぜ上がってはいけないのかという根本的な話をしたいと思います。
血糖値が上がるというのは、血液の流れるブドウ糖の量が増えるということです。
これらは普段、インスリンの働きによって量をうまく調整してくれるのですが、ブドウ糖があまりにも多すぎると、その調整がうまくいかなくなります。
調整できなかったブドウ糖は脂肪に変えて身体に蓄えられてしまいます。
その結果、コレステロール値が上がったり、脂肪が増えてしまい体重増につながると言うわけです。
ちなみに糖尿病になってしまう人は、血糖値のコントロールができていない人。
空腹段階でもすでに血糖値が高くなっています。
これは血糖値の上昇が続いてしまうと起こる症状です。
ということはブドウ糖が急に増えない限り、インスリンがうまくコントロールしてくれますから、脂肪がつきにくい体になりますし、糖尿病になるリスクも減るということです。
青汁を飲むと血糖値が下がる最大の要因は食物繊維の存在です。
食物繊維は糖質や脂質に溶け込む性質を持っています。
そのため、いくら摂取してもブドウ糖の量が急激に増えるということはありません。
ブドウ糖も包み込んで消化してしまおうという働きが食物繊維にはあるためです。
そうすると血液中のブドウ糖の量も減りますから、インスリンがうまく処理できるだけの量になり、余分な糖質が体に残ることがなくなります。
食物繊維が豊富なものと言えば、野菜です。
前菜がレストランで出るのは、そのような理由もあるでしょう。
野菜を搾汁して、簡単に食物繊維を摂れるのが青汁です。
実際に食物繊維を多く摂り入れることで、血糖値や中性脂肪が下がったという研究結果も出ています。
化粧品や健康食品を販売していることで有名なファンケルが同志社大学との共同作業で、青汁に含まれるケールを用いた実験を行っています。
そこではケールの生葉120gを1杯として、1年間飲み続けると、どのような効果が得られるかという研究を行いました。
その結果、血糖値および中性脂肪の数値が10から15程度(血中濃度mg/dl)減少したことが明らかに!
これはビタミン類やミネラルなどの栄養素に加え、多くの食物繊維が含まれているケールがもたらす効果と結論づけています。
また、ケール以外では大麦若葉に関する研究報告もあります。
日本食物繊維学会誌で発表された「大麦若葉末を摂取した人の排便回数および便性状への影響」という調査で明らかになっています。
大麦若葉に含まれる不溶性食物繊維が消化器内の粘度を高め、その結果、糖の拡散を阻害し、糖の吸収を遅延させたという報告があります。
その結果、「食後の血糖値の上昇を抑制することが可能」と結論づけています。
研究によりこの2つの野菜の食物繊維の作用が血糖値抑制効果につながったと裏づけされました。
青汁が血糖値抑制に役立つといわれるのは、このような研究結果も後押ししていると言えます。
青汁とひとくくりで言っても、原材料も様々。
研究結果を基に、忠実に血糖値を下げる効果を得たいなら大麦若葉やケールが入っているものがお勧めです。
そこで、これらの野菜が使われている青汁を調べてみました。
・極の青汁
・ヘルスマネジメント麦若葉青汁デキストリン
・フレッシュフルーツ青汁
・大麦若葉青汁キトサン
・めっちゃたっぷりフルーツ青汁
・青汁三昧
・リッチグリーン
・サンスター健康道場おいしい青汁
・森永製菓のおいしい青汁
・レモンの青汁
・天然青汁
・やわたのおいしい青汁
上記のような青汁は食物繊維が豊富に含まれているので、摂取した後に血糖値をコントロールするには理想的です。
そして最も理想的に摂取を考えるなら、できれば食物繊維を摂ってから30分後ぐらいに食事を摂るのが良いです。
例えば夕食を摂る前に、まずは青汁を先に飲んでおくというようなイメージです。
それによって血糖値抑制効果がより明白になるのでお勧めです。
以上、青汁と血糖値の関係性について紹介しました。
血糖値の上昇を抑えたい場合、食物繊維が摂れれば別に野菜でも構いませんが、手っ取り早く摂るには青汁が良いですね。
青汁は野菜ジュースなどより食物繊維が豊富な野菜が厳選されていますので、血糖値が気になる方、糖尿病が気になる方は青汁に挑戦してみてはいかがでしょうか。
/公開日:2017年12月27日