青汁とスムージー、どちらを使ってダイエットした方が効果があるのか気になる方もいるでしょう。
大まかに分けると、青汁は野菜重視の飲み物、スムージーは野菜と果物をバランスよく配合した飲み物です。
それぞれ一長一短あるので、好みによって選択すると良いでしょう。
具体的にどんな違いがあるのか検証していきます!
青汁というくくりで販売されているものは、基本的に緑葉色野菜中心の飲料です。
大麦若葉や明日葉、ケールなどの濃い葉を粉砕して粉末状にしているものを指します。
ただそれでも最近はそういった概念がはっきりしていないので、緑黄色野菜を投入したり、果物を投入する青汁なんかも出てきていますね。
一方、スムージーは野菜と果物の融合。
野菜も青汁にはないような人参やかぼちゃなどの緑黄色野菜も多く含みます。
ちなみに緑黄色野菜とは、カロテンが非常に多いもの(600μg以上の野菜)を指します。
イメージでは、色のついた野菜と捉えがちですが、栄養価が基準になっているので注意してください。
(ただ使用頻度が多いため、カロテンを多く摂取できるという意味でトマトやピーマンなどを含めているケースもあります)
このように青汁は基本、野菜にこだわっていますが、スムージーは比較的なんでも入っているものと捉えてると違いが分かりやすいかもしれません。
ダイエット方法にもよりますが、普段の食事に代えて飲み物だけで置き換えるということでしたら、青汁の方がダイエット効果が期待できます。
単純に1杯あたりのカロリーが少ないからです。
青汁とスムージー、それぞれ代表的なものピックアップしてみました。
桑の葉青汁:6.14kcal
神仙桑抹茶ファイバー:6.96kcal
乳酸菌が入った青汁:7.78kcal
青汁三昧:9.60kcal
ユーグレナの緑汁:10kcal
神仙桑抹茶ゴールド:10.5kcal
アサイーレッドスムージー:78kcal
グリーンベリースムージーダイエット:78kcal
グリーンベリースムージー:77.2kcal
ベジエグリーン酵素スムージー:57.4kcal
スーパーフード生酵素スムージー:43kcal
ご覧のように圧倒的に青汁の方がカロリーが少ないです。
青汁は10カロリーを切るものもありますが、スムージーは少なくても40から50カロリー程度といったところ。
毎日の積み重ねで青汁の方が摂取カロリーが少ないので、痩せる可能性があるといえます。
ただ、青汁とスムージーの平均カロリーは50ほどの差。
当然のことながら他の食事でたくさんカロリーを摂取してしまえば、そんな差はすぐに埋まってしまうので、青汁以外の食生活、そして日々の運動も大切になってきます。
今まで間食が多く太ってしまっていたという人は、スムージーのほうが良いかもしれません。
その理由は満腹効果をもたらすグルコマンナンやサイリウムが、スムージーのほうが多いからです。
こんにゃくの成分としても知られるこれらの成分は青汁にはなかなか入っていません。
胃の中で水分を吸収し、何倍にも膨らむ性質があります。
摂取することで満腹中枢を刺激し、お腹を満たす効果が期待できます。
青汁を飲むよりスムージーを飲んだ方が満腹感が強いので、その分我慢できます。
強い意志があり、「間食は一切取らない!青汁だけで十分!」という人なら青汁でも良いのですが、「お腹が減っておやつを食べてしまいそう」と不安な方は、まずはスムージーから始めてみてはいかがでしょう。
満腹感ではスムージーに軍配が上がりますが、その他の成分を比較すると、そこまで差はないでしょう。
ビタミンやミネラル、食物繊維など、どちらの飲み物にも多く含まれています。
食物繊維は体の中で消化酵素によって消化されるわけではないので、栄養を吸収するというわけではないのですが、腸内環境を整える効果が期待できます。
その結果、不要な成分は外に排出できる作用が強くなり、ダイエットに良いとされています。
それに加え、食物繊維の中でも水溶性食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑える効果があるため、コレステロール吸収抑制に役立ちます。
食物繊維は1日に男性なら19g、女性なら17g以上、摂取したほうが良いと言われていますが、普通の食生活ではなかなかその数値に満たないケースが多いです。
それを青汁やスムージーで補うのはとても効率的です。
以上、青汁と数字の違いについて紹介しました。
要約すると、満腹感やカロリーに違いがあるといえます。
それ以外では、味の面でスムージーのほうが飲みやすいという人が多いです。
ただストイックにダイエットに向き合うなら、青汁のほうがカロリーが少ないので目に見えた効果が出やすい側面もあるでしょう。
そのあたりは自分の好みや考えに近いものを選んでみてください。
/公開日:2017年12月28日