健康補助食品の青汁とプロテイン。
両方とも体に良いものなので一緒に摂取してしまおうと考えている人もいます。
ただ、「あまりにも栄養価が高すぎてしまうと、かえってバランスを崩し体に悪いのでは?」と思っている方もいるでしょう。
そこで、青汁とプロテインの栄養素を検証し、一緒に飲んでも問題ないのか副作用なども調べてみました!
青汁の原料は主に緑葉野菜です。
代表的なものでは大麦若葉、明日葉、ケール、桑の葉などが挙げられます。
これらはビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。
一方、プロテインの主原料はアミノ酸を多数含有したタンパク質です。
またプロテインの中にもいろいろありますが、市販されているもので最も多いのはホエイプロテインと呼ばれるもの。
牛乳の成分が配合されています。
臭いや見た目も牛乳に似ているのはこの為です。
つまり、端的に言ってしまうと乳製品と野菜を摂っているようなものですから、当然相性が悪いということもなく併用も可です。
一緒に飲んだからと言って体調が悪くなったりなど、何か体の異変を催すような副作用はありません。
安心して両方飲んでみてください!
たとえば、青汁の粉末とプロテインの粉末を混ぜて飲むとしましょう。
青汁の粉末は通常1杯3g程度。
一方、プロテインは1杯につき20g程度で、1日の中で数回摂っても良いと言われています。
それだけ多くの量を飲む場合は、牛乳もたくさん混ぜて飲む必要が出てきます。
通常、青汁は1杯につき150mlから200mlの水、または牛乳で飲むことになりますが、プロテインを混ぜてしまうとダマになってしまう可能性があるので、さらに倍ぐらいの量を必要とします。
もし牛乳でそれだけの量を飲むとしたら、下痢になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
もともと青汁には食物繊維が多いです。
そうなると、整腸作用を促し、便の排出状態が良くなります。
さらに、牛乳も多く摂取することで乳糖不耐症と呼ばれる消化不良を起こす可能性があります。
青汁とプロテインの大量摂取は、お腹の弱い人はあまりお勧めできません。
もし飲む場合はちょっとずつ粉末を入れるか、あるいは青汁とプロテインを完全に分けて、別々で飲んでいくのがお勧めです。
心配な点はこれぐらいで、医学的に危険と言われるものは特にありません。
互いの成分がちょうど良い具合に不足しているもの同士を補ってくれています。
青汁とプロテインを混ぜて飲んだ場合の味ですが、個人差はありますがおそらく大半の人はおいしいと感じないかもしれません。
青汁は生葉の匂いが強く、味も若干青臭さがあります。
一方、プロテインも牛乳や豆乳などの乳製品を布に湿らせたような臭いがありますので、決して良いと感じる人は少ないでしょう。
特に水で混ぜて飲んだ時はそういった臭いが残り、後味も良くありません。
併用する場合は何かに混ぜて飲んだほうが飲みやすくなります。
お勧めなのは、蜂蜜ときな粉です。
濃厚なドロっとした甘みが、それぞれの嫌な部分を消し去ってくれます。
また、きな粉は匂いもそうですが、飲んだ後の甘みを残してくれるのも良い点です。
青汁の青臭さが消えて飲みやすくなるので、ぜひ実行してみてください。
また味がどうも好きになれないというときは、バナナも一緒に入れてミキサーにかけてみてください。
甘みが増し、飲みやすくなります。
栄養素的には併用しても問題ないことがわかりました。
味も蜂蜜やきな粉などを併用すれば問題ないでしょう。
もともとの青汁もプロテインも牛乳に混ぜて飲むケースが多いものですから、蜂蜜やきな粉とも相性が良いです。
あとネックになるといえば、値段でしょう。
青汁とプロテインを併用する場合、1杯だけで200円ほどしてしまいます。
さらに、牛乳、蜂蜜、きな粉なども入れて飲むと考えると、実際はもうちょっと高くなります。
青汁やプロテインは定期購入できるものもありますので、そういった方法で少しでも安くすることも出来ます。
ただ、経済的にちょっとしんどいなと思ったら、目的に合わせてどちらかのみ選択するのも良いでしょう。
健康的な食生活を意識したいなら青汁、筋肉の肥大、あるいは修復を目指すならプロテインがお勧めです。
得られる効果はそれぞれ違いますので、目的に合わせて飲んでみましょう。
以上、青汁とプロテインの併用について紹介しました。
この2つを併用したところで、1日の目安となる栄養素をオーバーしてしまうわけではないので大丈夫です。
ただ青汁をダイエット目的で飲もうとしている方がいます。
その場合はプロテインは相反するものになるので、控えた方が良いでしょう。
消費カロリーを抑えたいと考えている場合はプロテインは不向きです。
そのあたり理解して併用するか検討してみてください。
/公開日:2018年1月4日