ここでは葉酸を多く含んだ青汁について解説します。
葉酸は妊娠中の方や授乳中の方には欠かせない成分の一つで、摂取することで血を作る役割を増強してくれます。
胎児の正常な発育のためには欠かせないため、食事だけでなく、サプリメントや青汁などで摂取している妊婦の方も多いです。
葉酸はどのくらい必要なのか、そして妊婦の方におすすめできる青汁はどんなものなのか見ていきましょう。
普段の食生活でカルシウム、ミネラル、食物繊維などの栄養素はどうしても不足しがち。
しかし葉酸に関しては、食事だけで1日の摂取量を満たす人もいます。
厚生労働省が発表した1日の目安となる葉酸摂取量は240μg。
あまりピンときませんが食べ物で例えると下記のような量です。
モロヘイヤ:100g(葉酸含有量は250μg)
芽キャベツ:100g(葉酸含有量は220μg)
調理方法にもよりますが、大体の目安としてモロヘイヤやキャベツを100g食べれば、1日の必要摂取量に到達するイメージです。
野菜の100gって本当に少ないです。
コンビニでちょっとしたパックに入っているサラダも100gはありますからね。
葉酸を多く含んだ野菜を食べれば、それだけで1日に必要な葉酸を摂取することができます。
一般の方は上記紹介したように、普通の食生活を送っていれば1日に必要な葉酸を摂取することができます。
ただ、妊婦となると話は別。
妊婦は一般の方の2倍となる480μgの葉酸を必要としています。
こうなると普通の食生活だけでは、葉酸が不足しがちになります。
なぜ妊婦の方がいつも以上に葉酸が必要かというと、細胞分裂を促す必要があるからです。
細胞分裂を促すためには、造血作用を今まで以上に強くする必要があります。
血を作り出すような食べ物は、赤ちゃんを育てる時に必要な食材です。
例えばレバーや海苔は特におすすめです。
葉酸が不足すると十分な赤血球が作れなくなってしまうので、健康な赤ちゃんを作りにくくなってしまいます。
妊婦の方がどんな食生活が良いのかと調べると必ず葉酸にたどり着くのはそのためです。
葉酸が最も多く含まれている食材は海苔とレバーです。
100gあたりに含まれている葉酸は、
焼き海苔:1900μg
味付海苔:1600μg
鶏レバー:1300μg
牛レバー:1000μg
豚レバー:810μg
となっています。
これらは妊婦の方にお勧めできる食材です。
ただ、毎日摂取するとなるとちょっと厳しいですね。
レバーは癖のあるものなので毎日食べるのはしんどいですし、焼き海苔も1日の中でたくさん食べるものではないですよね。
そうなると、野菜や豆類など、バランスよく葉酸が多いものを摂取していくのが1番負担もかからず理想的です。
野菜や豆類では、下記のようなものがお勧めです。
枝豆:260μg
モロヘイヤ:250μg
芽キャベツ:220μg
パセリ:220μg
よもぎ:190μg
春菊:190μg
アスパラガス:180μg
クレソン:150μg
そら豆:120μg
納豆:120μg
ブロッコリー:120μg
サニーレタス:120μg
ケール:120μg
(100gあたりの葉酸の含有量)
妊婦の方はこういった食材を食生活の中で取り入れていきましょう。
毎日、葉酸を多く含んだ食材を料理に組み込むのも疲れますね。
その時々でスーパーで安いもの、食べたいものなどで料理したいこともあるでしょうから。
そこで、手軽に葉酸を含んだものを毎日摂取したいと考えるなら青汁がおすすめです。
青汁には上記紹介したような野菜が含まれていて、簡単に葉酸を摂取できます。
青汁はケール、ブロッコリー、モロヘイヤなどが入っているものが多いです。
また、葉酸が多いとされる抹茶が入った青汁も最近は登場しています。
ちなみに抹茶は100gあたり1200μgの葉酸を含有しています。
これはレバーに匹敵する数字ですから、抹茶が入ったものもおすすめです。
葉酸が豊富な野菜や抹茶が入った青汁は下記のようなものがあります。
・ママの青汁(純藍)
・神仙桑抹茶ゴールド(お茶村)
他にも妊婦の方が飲むことを想定して作られた「リッチグリーン」や「美力青汁healthy」などもオススメです。
妊婦の方を想定した青汁はカフェインや蜂蜜なども入っていませんから、安心して飲むことができます。
以上、葉酸が体に与える影響、および葉酸を多く含んだ青汁について紹介しました。
普段、「葉酸が多く含まれている食材」などと考えて、ご飯を食べている人は少ないでしょう。
考えたところで、毎日のこととなるとなかなか難しいです。
そういった悩みを解消してくれるのが葉酸を多く含んだ青汁です。
値段的にも普通にジュースなどを買うのと変わらないので、検討する価値があるのではないでしょうか。
妊婦の方は積極的に葉酸を摂っていきましょう!
/公開日:2018年1月4日