「青汁を飲んだらおならが出やすくなるのでは?」、「おならが臭くなるような気がする」といった意見もあります。
青汁の主成分はほとんど野菜ですから、そういった可能性が食材によってはあるのかもしれません。
そこで、青汁とおならの関係性について詳しく調べてみました!
青汁とおならの関連性について述べる前に、そもそも「おならは何で出てしまうのか?」ということを説明したいと思います。
おならは、体内の消化時に発生するガスもあるのですが、実はほとんどは口や鼻から入った空気が原因。
全体の7割から8割は、外部からの空気がおならの原因とされています。
ただし、外部から空気を取り込んでも実際は吐く息などに変換されて排出されるので、すべておならになるわけではありません。
外部から空気を取り込む割合が多ければ多いほど、おならになりやすいです。
例えば、下記のような行動を起こす人はおならが出る確率も増えます。
・食事中にくちゃくちゃ音を立てて食べる
・間食が多い
・飴やガムをよく食べる
・よく喫煙する
・よく炭酸飲料を飲む
上記該当するものが多ければ多いほど当然、空気を取り込む可能性も増えてしまうので、おならの可能性が増えてしまいます。
そして2割から3割ほどではありますが、食事によっておならが出やすくなる可能性もあります。
それは悪玉菌を増やしてしまう可能性が高いもの。
具体的には糖質や脂質、タンパク質が多い食材です。
お菓子や揚げ物、お肉類などが該当します。
こういった食べ物ばかり食べていると悪玉菌が優勢になり、アンモニアやスカトールなどの臭いがきついガスを作り出してしまいます。
つまり、おならは食事の回数(空気を吸う回数)や食べ物が影響していると考えられます。
青汁を飲むとおならが出やすくなるというのは、蠕動運動(ぜんどううんどう)が関係しているかもしれません。
食物繊維が豊富な青汁は腸内活動が活発化し、消化物を肛門部へ排出しようという動きが強くなります。
その時に空気も出やすくなり、おならが出るというメカニズムです。
ただ、善玉菌と悪玉菌のバランスが取れればそういった動きも抑制されますから、毎日青汁を飲み続けたとしても、おならが出やすくなるということにはならないでしょう。
「一時的なお腹のメンテナンス時におならが出やすくなる」、と解釈しておくと良いでしょう。
青汁の成分自体に、おならが出やすくなるものが存在するということはないです。
ただ、1日の中で数回に分けて度々青汁を飲むなら、それだけ空気が体に入る可能性もありますので、その結果、おならが出やすくなるということは考えられます。
臭くないおならなんてないという気もしますが、時として異常に臭いおならが出てしまう時もありますよね。
それはおならの中に含まれるガスが、アンモニアや硫化水素などを多く含んでいる可能性があります。
これは悪玉菌が発症した時に生まれやすい物質で、硫黄のような臭いが特徴です。
実はこの原因物質は、野菜の一部にも関係しています。
普段皆さんが食べている野菜の中にも、硫黄が発生しやすい野菜が存在します。
・ブロッコリー
・キャベツ
・大根
・ケール
・ネギ
・タマネギ
ケールとネギ系以外、あまり独特な臭いがある食べ物ではありませんが、実は臭いの元となる硫黄が発生しやすいことが分かっています。
こういった野菜を摂取すると、アーキアという成分が体内に発症し、それが臭いの原因となると言われています。
ケール、ブロッコリー、キャベツは青汁の粉末に入っているケースもあるので、そのあたり、おならが気になる人は考慮しても良いかもしれません。
臭いおならを防ぐなら、体内に乳酸菌と抗菌作用を与える青汁がお勧めです。
乳酸菌はご存知の通り善玉菌を増やし、悪玉菌とのバランスを整えてくれるもの。
ヨーグルトや牛乳など乳製品で摂取できることでもおなじみですね。
乳酸菌を含んだものは、実は青汁にもあります。
一番有名なものは、「えがおの青汁乳酸菌」。
青汁と乳酸菌を同時に摂取できるという優れものです。
他にも、飲みごたえ野菜青汁に植物性ナノ乳酸菌が配合されています。
そして抗菌作用がある青汁を選ぶなら、臭いの原因物質を抑えてくれるカテキン配合のものがお勧め。
カテキンといえば、緑茶などに含まれている成分です。
青汁には緑茶の成分が配合されているものもありますので、おならが気になる人にはそういったものを選びましょう。
具体的にはフレッシュフルーツ青汁、めっちゃぜいたくフルーツ青汁、神仙桑抹茶ゴールド、青汁と乳酸菌などに入っています。
以上、青汁とおならの関係性について紹介しました。
青汁によっておならが出やすくなる成分というのも無くはないですが、それよりも普段の食生活が起因となっているケースが多いです。
おならが出やすくなると感じたら、間食を減らしたり、善玉菌を増やすなど対策を行っていきましょう。
/公開日:2018年1月31日