「普通に飲んでも美味しいんだけど、やっぱりさすがに飽きてきた・・・」
数ヶ月毎日飲んでいる人は次第にこういった気持ちになってくることもあるはずです。
そこで青汁をなんとか料理に使えないかと考えている方もいるでしょう。
様々な青汁レシピを活用することで毎日楽しく、そして美味しく青汁を摂取することができます。
具体的にどんな方法があるのか見ていきましょう!
「青汁をいかに効率的に摂取して、栄養素を吸収するか」という考えになると、やはり水や牛乳に混ぜて飲むのが1番です。
青汁の主成分は野菜。
特に青汁によく使われる大麦若葉や明日葉、ケールなどは熱に弱い栄養素を豊富に含んでいます。
具体的には下記のようなものです。
・ビタミンB1
・葉酸
・ビタミンC
・カリウム
・酵素
熱によって破壊されるケース、あるいは流失してしまうケースが多いため、できるだけそのまま摂取するのが望ましいとされています。
例えば、中華料理などに調味料感覚で粉末青汁を混ぜてしまっては、高熱にさらされることになるので、青汁本来の持ち味(栄養素の高さ)が失われてしまうことになります。
わざわざ青汁を買ってそのような使い方はもったいないです。
賞味期限が切れそうになっているなどの場合は料理を考えてよいですが、それ以外は飲むのが基本と考えましょう。
青汁を料理する事のデメリットとして、青臭さが増殖してしまう点が挙げられます。
粉末の青汁の匂いを嗅いだことがある方は分かると思いますが、全くの無臭です。
青臭い野菜が粉末になっているとは思えないぐらい無臭です。
なぜならすでに乾燥させてあるため、水分がない状態で匂いがまったく漂っていません。
しかし食べ物は加熱されると水蒸気がたまり、それが空気中に発散されます。
その発散された水蒸気に乗って、野菜の匂いも広がります。
もともと青汁に含まれている野菜は、ちょっとクセのあるものばかり。
そういったものが加熱されると、当然野菜本来の匂いも充満します。
飲料なら青汁の苦さや臭いを気にしないで飲めるのに、わざわざその嫌な部分を復活させてしまうのもいただけません。
ほんのり温めるぐらいであれば匂いは復活しませんが、電子レンジや調理器具を使った加熱ですと、間違いなく匂いが復活してしまいます。
加熱しなくても青汁を料理として活かすことも可能です。
まず最初にお勧めしたいのはドレッシング。
何ドレッシングでも良いのですが、生野菜と合う青汁はイタリアンドレッシング風の味付けがお勧めです。
特に相性が良いのは下記のような材料です。
・オリーブオイル
・酢
・塩
・わさび
・おろしにんにく
・黒胡椒
・レモン汁
・バルサミコ酢
・刻んだ玉ねぎ
全て使うにはちょっと量が多すぎるので、この中から3つ、4つ程度ピックアップするのがお勧めです。
相性の良さを考えるとオリーブオイル、酢、おろしにんにく、レモン汁、刻み玉ねぎで作ってみてはいかがでしょう。
もちろんどのような具材でもOKです。
色々と相性の良いものがあるので、日によって材料を変化させれば日替わりでドレッシングを作成できます。
青汁を活かす場合、そばつゆに青汁を使用してみてはいかがでしょうか。
そのままそばつゆにかき混ぜて使うもよし、具材に混ぜるもよしです。
特にネバネバ系のお蕎麦を作るときに合うのでおすすめ!
下記のような具材に混ぜて青汁とろろそばを作ってみてはいかがでしょうか。
・そば
・とろろ
・納豆
・ネギ
・のり
・ミョウガ
・青汁
特にとろろと絡ませると混ざりがよく、味が浸透してとても美味しいです。
最後に醤油を若干たらして、わさびをつけるのもお勧めです。
大人の味わいになります。
粉末の青汁はそのまま麺つゆに混ぜても良いのですが、それだと最終的につゆを全部飲まない限り、完璧に摂取できないので、できれば具材に混ぜた方が効率的に摂取できます。
納豆、とろろ、オクラなどが合います。
これなら一切加熱することなく、具材に混ぜることができます。
しかも具材全体がヘルシーなものばかりで、カロリーも少ないです。
ダイエット中の方や女性にとてもおすすめできるレシピです。
調理過程で加熱する場面があるのですが、過熱を最小限にとどめ、青汁を使うテクニックです。
手順を追って説明していきましょう。
用意するものは下記です。
・卵:2個
・牛乳:250cc
・砂糖:大さじ1杯
・バニラエッセンス・少量
・水:小さじ2杯
・青汁入りぬるま湯:大さじ1杯
1、まず鍋に砂糖と水を入れて、ぐつぐつと煮立たせていきます。
2、沸騰して表面が茶色くなってきたら火を止めます。
3、カラメルをプリンの容器に入れて冷やしておきます。
4、ボールに卵を入れて砂糖を2回ぐらいに分けて青汁入りぬるま湯を投入します。
5、材料はちょっとずつ入れていき、最後に牛乳とバニラエッセンスを加えてさらにかき混ぜていきます。
6、粗熱が取れたプリンの容器にかき混ぜた材料を流し込んでいきます。
7、最後にフライパンにプリンの容器を入れ、容器の3分の1が来るほどに水を入れ、火を入れていきます。
8、そして、沸騰してきたらすぐに火を弱くして、弱火で5分ほど加熱します。
9、氷水が入った器(平らな入れ物だったら何でも良い)を用意し、そこにプリンが入った容器を入れていきます。
10、最後に冷蔵庫に入れて1時間ほど待って完成です。
多少の加熱時間はありますが、そこまで炒めたりするわけではないので、栄養素の減少も最小限にとどめることができるでしょう。
青汁を加えることで抹茶プリンのような仕上がりになります。
青汁を入れて作れるデザートで、もう一つおすすめなのがゼリーです。
用意するものは下記です。
・粉末青汁:1or2袋
・水:250cc
・ゼラチン:5g
プリンよりさらに作るのが簡単です。
1、まずは水を鍋に入れて沸騰するまで沸かします。
水が沸騰してきたら耐熱容器に水を移し、そこにゼラチンを入れていきます。
2、ゼラチンを溶かすタイミングで粉末の青汁を投入します。
3、氷水の入ったボウルに容器を移し冷蔵庫に入れます。(尚、冷蔵庫に入れるのは粗熱が取れてからにしましょう。)
水とゼラチンと粉末の3点しか必要としないので、さらに楽ですね。
尚、ゼラチンの割合を少なくしてしまうと固まりにくいので注意しましょう。
濃厚なものが作りたい場合は、粉末青汁を2袋使用しても問題ありません。
本来の趣旨からすると青汁を加熱して摂取するのは好ましくないのですが、ときにはマンネリを防ぐために料理の材料として使うケースもあります。
ちょっと味に飽きてきたなと思うとき、気分転換に調理しても良いでしょう。
その中で、違和感なく食べられるのがお好み焼きです。
お好み焼きの生地の中に青汁の粉末を投入してしまえば、苦味を感じることなく食べることができます。
簡単なレシピを紹介していきましょう。
用意するものは下記です。
・小麦粉:80g
・水:200cc
・卵:1個
・粉末だし:1袋
・醤油大さじ:1杯
・粉末青汁:1or2袋
・山芋:50~100g
必要に応じて
・キャベツ:2/1玉
・豚肉:100g
・天かす:少々
・紅しょうが:少々
・青のり:少々
生地をもちっとした食感で楽しみたいなら、山芋の量を増やしてみてください。
1、上記具材を混ぜていきます。その際、小麦粉がダマにならないようにちょっとずつ混ぜていくのがお勧めです。
2、十分に温めたフライパン、またはホットプレートに油を注ぎます。
3、生地を投入します。(広島風の場合は生地の上にキャベツをたっぷりとのせます)
4、豚肉を使う場合は生地の隣で焼いておきましょう。(塩、コショウをふって焼くと、尚良しです。)
5、豚肉を生地の上に乗せます。
6、生地をひっ繰り返します。
7、良い焼き色になったらソースやマヨネーズ、青海苔、かつお節などを乗せて完成です。
青汁の料理の中で1番存在感が邪魔せず食べれる方法です。
どうしても普通の料理に青汁を入れてしまうとバランスが悪くなりがちですが、お好み焼きに入れるとほとんど気になりません。
簡単に作れる方法としておすすめしたいのが炊飯器で作る蒸しパンです。
材料も最小限に留め、ふっくらとした優しい味わいの青汁蒸しパンが完成します。
用意するものは下記です。
・ホットケーキミックス:200g
・粉末青汁:1or2袋
・抹茶パウダー:5g
・牛乳:200ml
1、ボウルに牛乳、粉末青汁、抹茶パウダーを投入し、かき混ぜます。
3、ホットケーキミックスを少量ずつ入れてゴムベラでかき混ぜていきます。
3、炊飯器に入れていきます(その際キッチンペーパーなどで油を炊飯器の内側に塗っておくと剥がれやすくなります。)
4、通常通り、炊飯のスイッチをONするだけです。
5、竹串で刺して、中が生そうでなければ取り出して完成です。
ちょっと竹串にどろっとした生地がついてしまうようなら、もう一度炊飯ボタンを押し10分~20分程度待ちます。
ちょっとだけ気になるという場合はしばらく保温にしておけば大丈夫です。
炊飯器を使うので、非常に楽に作ることができます。
粉末青汁だけだとちょっと独特な匂いになってしまうので、粉末パウダーや緑茶パウダーなどを入れるのがおすすめです。
以上、青汁を使った料理について紹介しました。
青汁はできれば加熱しない方が良いので、下記のような優先順位で考えてみてください。
1、粉末を溶かしてそのまま飲む
2、粉末を溶かして加熱せず使う
3、加熱を最小限にとどめて使う
4、加熱して使う
栄養素もこだわるなら、できれば2番までのやり方で食べるのがベストです。
どうしても味に飽きてしまったときだけ調理を考えてみましょう。
/公開日:2018年2月15日