「青汁を飲むと貧血解消に良い」という話を聞いたことがありませんか?
実は青汁には、貧血を防ぐのに有効な成分がいくつも入っています。
ただ単に「青汁が貧血に良い!」というだけでは、あまりにも説得力がないので、貧血と青汁の関係性を詳しく紹介します。
青汁がもたらす作用を理解することで、貧血気味の人は毎日摂取したくなっちゃうかも!
貧血のメカニズムを紐解くと、体全体に行き渡る血液量、酸素量が減っていることが原因です。
血液を運ぶ酸素の力が弱くなっているのは赤血球の減少が原因です。
十分な血液が作られていないと体の隅々に送り込まれる酸素量が減ってしまうため、貧血は起こります。
人間が吸った酸素と吐き出す二酸化炭素は赤血球内にある細胞壁のヘモグロビンと酵素の働きによって輸送されます。
その循環がうまくいっていないと、貧血になりやすいです。
では、実際に貧血になっている人はどんな赤血球になっているかというと、
上記いずれかに該当します。
これは病院などに行けば調べてくれます。
例えば、赤血球の大きさを表す「MCV」という数値があります。
大きさによって「小球性」、「正球性」、「大球性」のいずれかの判定が下されます。
仮にMCVの判定が80以下になると、鉄欠乏症貧血や慢性出血、慢性の血液肝溶血などの判断が下されます。
ほとんどのケースでは、鉄欠乏症貧血と判定されることが多いです。
貧血は実は、赤血球だけで判断できない症状となっています。
赤血球が少なかったり、小さいから単純に貧血だ!と言い切れるわけでもないんです。
赤血球の中にあるヘモグロビンの濃度も調べないと、正確な貧血の判断はできません。
実際、赤血球は正常なのに貧血という人もいらっしゃいます。
ヘモグロビン濃度は、「g/dl」という数値で示されます。
成人男子が13g/dl、成人女子が12g/dl、乳幼児やお年寄り、妊婦の場合は11g/dlとなっています。
この平均値を下回っていると、頻度の高い鉄欠乏症貧血と判断されることが多いです。
ちなみにヘモグロビンは赤血球の細胞質にある物質のことで、赤血球の中に存在します。
簡単に考えると、血液の中を流れているのが赤血球で、さらにその赤血球の物質を構成するものがヘモグロビンと解釈しておけばOKです。
貧血かどうかは、赤血球とヘモグロビンの両方を調べてもらいましょう。
一般的に「貧血」と簡略化されて呼ばれるものは、ほとんどが鉄欠乏症性貧血です。
ヘモグロビンの量が減って、赤血球が小さくなっている状態です。
例えば、階段を上っているときや急な運動をした時にめまいや立ちくらみにが起こります。
また、症状がちょっと重いと動悸や息切れが激しくなって、狭心症のような症状や胸の強い痛みを感じることもあります。
貧血は自己判断をするのが危険な症状の一つです。
場合によっては、下記のような症状になっているケースもあります。
めまいや立ちくらみの頻度が多い場合は、上記のような貧血の可能性もあるので、一度精密検査をしてもらいましょう。
便潜血や内視鏡を行っているところが良いです。
食生活の改善で治療が難しい場合は、経口鉄剤を服用するケースもあります。
ここまで堅い話になってしまいましたが、貧血は主に鉄欠乏症貧血ですから、鉄を摂れば解決できる可能性が高いということです。
鉄分を多く摂取することで、ヘモグロビンが作られます。
その結果、赤血球の大きさも十分なものになり、血液の流れに良い影響を与えます。
そして体をめぐる酸素や二酸化炭素の輸送もスムーズになりますので、貧血がなくなるというわけです。
どちらかというと貧血は女性の方がなりやすいイメージがありますよね。
女性は月経過多などの影響もあり、出血しやすい性質があります。
その結果、男性よりも女性の方が貧血が多いというわけです。
では鉄分をたくさん摂るには、どんな食べ物が良いか。
100g当たりの含有量で考えると、多いのはレバー。
100gあたりに13mgの鉄分を含有しています。
鶏肉でも豚肉でも良いですが、どちらかというと鶏肉の方が鉄分が多いです。
それ以外で数値が高いものは、下記のようなものがあります。
ご覧のように鉄分は、海藻類と豆類に多く含有していることが分かります。
それほど多く食べられるものではないですが、毎日食卓に並べて意識的に摂取したいですね。
赤血球を作るときに重要な役割を担っているのが、ビタミンB12と葉酸です。
ビタミンB12と葉酸は赤血球を作るときの場所である脊椎の細胞分裂に役立っています。
また、赤血球の中にあるヘモグロビンの合成に役立ちます。
ビタミンB12と葉酸は下記のような食べ物に多く含有しています。
【ビタミンB12を多く含有している食べ物】
・しじみ:62.4μg
・赤貝:59.2μg
・海苔:58.1μg
・レバー:52.8μg
【葉酸を多く含有している食べ物】
・レバー:1300μg
・抹茶:1200μg
・うなぎ:380μg
・枝豆:260μg
・モロヘイヤ:250μg
・キャベツ:220μg
・パセリ:120μg
・明日葉:100μg
ビタミンB12は貝類、葉酸は野菜に多く含まれていることがわかります。
鉄分、ビタミンB12、葉酸が貧血には効果的とお伝えしてきました。
ただ、これらの食材を見てもわかるようにと100gすら簡単に摂取できないものも数多くあります。
しかもちょっと値段的に高いもの(貝類など)もありますから、毎日定期的に摂取するのはなかなか難しいものです。
そこで、バランスよく摂取できるものは何かと考えた時良いものがありました。
それは青汁です。
青汁といえば、「苦い野菜が搾汁された、ちょっと飲むのがきつい飲み物」という印象もあるかと思います。
しかし、最近の青汁は抹茶パウダーや緑茶パウダー、きなこパウダーなども入っていて飲みやすいものが増えています。
明日葉やモロヘイヤなど葉酸をたくさん含んだものも入っていますし、鉄分となる抹茶やきなこが入った青汁もあります。
貧血解消効果のある食材が一堂に会している飲み物なので、青汁は貧血を改善したいと思っている方には最適な飲み物です。
普段の食生活において鉄分が不足がちだなと思えば、「飲みごたえ野菜青汁」はいかがでしょう。
こちらの青汁は抹茶やきな粉、海苔など豊富な鉄分を含んだ粉末が配合されています。
なかなかこれらの食材をまとめて摂取できる機会はないですから、貧血の人にとってありがたい青汁です。
大麦若葉を主成分として、そのほか多くの野菜や海藻類を含有した青汁になっています。
貧血対策として飲むのももちろん良いですが、1杯あたりのカロリーも非常に低い(11.9カロリー)ので、例えば普段お水代わりにジュースなどを飲んでしまっている人も、こちらの青汁に切り替えれば、かなりの摂生につながります。
食材として鉄分が多いものを食べるにしても、そんなにたくさん食べれないでしょうから、青汁のほうがかなり効率的に摂取できるはずです。
そしてもう一つ、鉄分の多い青汁としてお勧めしたいのはモリンガを含有した「酵素青汁111選」です。
こちらの青汁は、飲料として飲むものではなくサプリメントタイプになっています。
味より栄養素が大事と考えたため、後味の残らない錠剤タイプにしたようです。
酵素青汁111選は鉄分が100gあたり8.5mg含有したモリンガを使用しています。
モリンガは「奇跡の木」とも呼ばれている非常に栄養素の高いオーガニック素材です。
モリンガは鉄分が多いと言われるプルーンの42.5倍も含有しているそうです。
鉄分を考えた時にぜひ検討したい青汁です。
ビタミンB12と葉酸を意識的に摂取したいなら、「ふるさと青汁」はいかがでしょう。
一般的な青汁は、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていることは知られていますが、その細かい成分まで詳しく記載していないものも多いです。
しかし、ふるさと青汁は「ビタミンB12と葉酸を含有している」と、はっきり記載しています。
また、脂質と糖質が少ないため、血液を凝固させたり、ドロドロにしてしまう心配もありません。
つまりふるさと青汁は、
・血液を作る作用(ビタミンB12と葉酸)
・血液をサラサラにする作用(脂質と糖質が少ない)
という血液に対する2つのメリットがあります。
貧血の方が飲むのももちろんおすすめですし、糖尿病や血液検査で引っかかった人などにもおすすめです。
毎日継続的に飲むことで立ちくらみや眩暈だけでなく、朝起きにくい、肩が凝る、寝つきが悪いといった症状が解決されることもあります。
こういったものは貧血によるケースもあるので、体調すべてを考慮すると青汁はとても魅力的な存在です。
以上、青汁と貧血の関係性について紹介しました。
要約すると、血液を作るのには鉄分、ビタミンB12葉酸が必要。
そしてそれらを簡単にひとまとめで摂取できる存在として、青汁があるということです。
青汁を毎日飲むことで、赤血球の数やヘモグロビン濃度に変化が出てきて、貧血の少ない体を作り上げていくことができます。
是非、効率的に貧血改善に取り組んでみてください。
/公開日:2018年4月8日