アレルギーが心配な方は、青汁に含まれている成分についてちょっと敏感になっているかもしれません。
青汁は1つや2つの原料だけでなく、数十数種類を混ぜ合わせている青汁も中にはあります。
「飲んだ後にお腹が痛くなってしまった・・・」
「飲んだらなんか痒みが出てきた・・・」
などのトラブルがあっては大変です。
そこで有名な青汁の原料について、徹底検証し、アレルギーのリスクがあるのか調べてみました。
アレルギーはアレルゲンが体の中に入ることで過剰反応してしまい咳やかゆみ、くしゃみ、炎症などか起こる状態です。
特に食べ物のアレルギーは、症状が出る食材が決まっているケースが多いです。
そしてアレルギー症状が出る場合、6歳以下が患者の80%程度を占めるそうです。
ということは、生まれながらアレルギーの有無がすでに決まっちゃっているようなもんですね。
そしてアレルギーが出やすい食べ物は、表示が義務付けられているものと、奨励されているものがあります。
ここでご紹介しましょう。
【アレルギー表示が義務付けられている食べ物】
・卵
・牛乳
・小麦
・えび
・かに
・そば
・落花生
【アレルギー表示が奨励されている食べ物】
・あわび
・いか
・いくら
・オレンジ
・カシューナッツ
・キウイフルーツ
・牛肉
・くるみ
・ごま
・さけ
・さば
・大豆
・鶏肉
・バナナ
・豚肉
・まつたけ
・もも
・やまいも
・りんご
・ゼラチン
これらに該当するものが青汁に入っていた場合、ひょっとしたらアレルギーを発症してしまうかもしれません。
青汁を飲んで、もし痒みが出たり、咳が出るようならすぐに飲用を中止しましょう。
青汁にはいろいろな食材が入っているので、正直その段階では何が原因か分からないはずです。
そこでおすすめなのが「食物除去試験」という方法。
「これはひょっとしたらアレルギーでは?」と思われる食材を1週間から2週間ほど完全に食べないで過ごす方法です。
まずはアレルギー反応が起こってしまった青汁の原料をチェックします。
その中で、これまで食べたことがあって、特にアレルギー症状が起こっていないものがあれば、それは対象外としていきます。
すると、「ひょっとしたらこれかな?」というものが絞られてくるはずです。
その一つ一つを食べずに過ごしていけば、いずれアレルギーに該当する食べ物特定することができるはずです。(ただし、塵や花粉などが原因のケースもあり、100%断定できるものではありません。)
青汁を飲む場合、最初はアレンジなどを加えず水に溶かしてそのまま飲むのがおすすめです。
変にバナナや牛乳などを混ぜてしまうと、それがアレルギーの原因の可能性も出てきます。
青汁に含まれる原料がきっかけでアレルギーとなる場合、フルーツ系の可能性が最も高いです。
なぜなら、フルーツ系青汁が多いからです。
アレルギーのリスクが指摘されているオレンジやキュウイフルーツ、バナナ、リンゴなどが入った青汁も中にはありますからね。
ただアレルギーを抱えている人でも、それらの青汁が大丈夫だったりします。
例えば、オレンジの果汁が入っていても、その量はごくわずか。
1杯につき3gしか入っていませんから、ひとつひとつの原料量は微々たるものです。
アレルギーが出やすい卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにに関してはどの青汁にも入っていません。
そう考えると、青汁はそこまで神経質な飲み物ではないという考え方もできます。
フルーツ系以外でもアレルギーの可能性がある食材が青汁に入っていることも多少ですが、あります。
具体的には、下記の食材です。
・山芋
・ゴマ
・大豆
そして実際に該当する青汁は下記です。
・飲みごたえ野菜青汁(山芋)
・タクセイ黒ごま青汁(ゴマ)
・マルマン香る黒ごま青汁(ゴマ)
・本搾り青汁大豆プラス(大豆)
・青汁大豆ミックス(大豆)
・大豆青汁大地の力(大豆)
・青大豆と乳酸菌のすっきり青汁(大豆)
やや大豆が入っている青汁が多い印象ですね。
生葉だけにこだわらず色々な食材を投入している青汁もあります。
特に近年の青汁は飲み易さもかなり重視されていますから、苦味のない成分としてフルーツやその他食材を入れるのも一般的になってきています。
極の青汁の原料は下記です。
・大麦若葉末
・マルチトール
・フラクトオリゴ糖
・ガラクトマンナン(食物繊維)
・明日葉末
・抹茶
・煎茶
・酵素処理ルチン
極の青汁に含まれる原料に、アレルギーとなるものはないと考えてよさそうです。
ちなみにマルチトールとは別名、「麦芽糖」。
大きく分けると糖類で、水あめなどが作られる成分として知られています。
こちらはアレルギーの対象外のもの。
極の青汁は原料自体が少ないので、アレルギーを起こす原因物質もないと考えてOKです。
やわたのおいしい青汁の原料は下記です。
・大麦若葉
・ケール
・緑茶
・キダチアロエ
・モロヘイヤ
・桑の葉
・抹茶
・ゴーヤ
こちらもアレルギー対象物はありません。
ただ、「原料の一部に乳成分が含まれている」と記載されているので、牛乳などのアレルギーを引き起こす方は念のため確認しながら飲んだ方が良いでしょう。
しかし非常に微々たるものと考えられるので、危険というわけではないでしょう。
ヘルスマネージ大麦若葉青汁デキストリンの原料は下記です。
・水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)
・大麦若葉末
・抹茶
・緑茶抽出物
こちらは青汁の中でも特に原料が少ないものです。
水溶性食物繊維の難消化性デキストリンは食材ではないですから、実質3つのみで構成されています。
もし色々なアレルギーを持っていて心配という方は、こちらが一番お勧めできそうです。
青汁三昧の原料は下記です。
・ケール
・大麦若葉
・ゴーヤ
青汁の主原料であるケールと大麦若葉を軸とした青汁です。
こちらは従来のオーソドックスな青汁のイメージをそのまま体現したような青汁になっています。
アレルギーが懸念されるものはありませんので、こちらも安心して飲むことができるでしょう。
リッチグリーンの原料は下記です。
・大麦若葉
・デキストリン
大麦若葉を軸とした青汁です。
デキストリンは麦芽糖になるまでの中間過程でできる物質です。
すなわち糖と考えて問題ありません。
アレルギーとは関係のないものですので、安心して飲むことができます。
アレルギーがないということで、授乳中の方や妊婦の方に人気のある青汁です。
苦味がちょっと気になるところですが、アレルギーの心配はありません。
桑の葉青汁の原料は下記です。
・桑葉
・茶
・シモン(葉、茎)
この中でちょっと聞きなれないものというと、シモンがあります。
シモンは見た目が山芋っぽくて、ちょっと山芋アレルギーの方には心配になる食材かもしれません。
しかし、別名「白さつま芋」と呼ばれるぐらい、サツマイモに近い食べ物として分類されています。
実際はサツマイモより甘みが少なく、むしろジャガイモに近いものです。
この青汁もアレルギーは無いと考えて問題ないでしょう。
健康道場粉末青汁の原料は下記です。
・ブロッコリー
・ケール
・大麦若葉
・明日葉
・モロヘイヤ
野菜を主原料とした青汁。
他に砂糖や食塩、香料、着色料なども一切入っていない青汁です。
ビタミンKやカリウムが豊富に含まれているので、医師と相談の上使用しなければいけない人もいますが、アレルギーに関しては心配のない青汁です。
飲みごたえ野菜青汁はあまりにも原料が多いので、一部割愛して紹介いたします。
原料は下記です。
・ケール
・熊笹
・大麦若葉末
・難消化性デキストリン
・抹茶
・ゴボウ
・コマツナ
・ホウレンソウ
・ヤマイモ
検証を行った中でも特に原料の多い青汁です。
アレルギーの可能性が指摘されている山芋も含有しているため、やや注意が必要な青汁。
フルーツの果汁などは一切入っていませんが、配合しているものが多いので、アレルギーが気になる方は他の青汁にしたほうがよさそうです。
フレッシュフルーツ青汁もあまりにも使われている原料が多すぎるので、一部割愛させていただきます。
主な原料
・大麦若葉
・明日葉
・クマザサ
・抹茶
・シクロデキストリン
そしてこの原料の中で気になるのが、シクロデキストリンというもの。
これはオリゴ糖の総称なのですが、アレルギーに指定されているゼラチンやキュウイフルーツ、オレンジ、リンゴ、バナナ、大豆、ごま、カシューナッツ、乳、小麦などの成分が一部配合されています。
アレルギーが気になる方は、この青汁はやめておいたほうがよさそうです。
尚、フルーツ系の青汁にはこういった成分が含まれていることが多いので、下記の青汁も候補から外した方が良いかもしれません。
・フレッシュフルーツ青汁(ビューティーマニア)
・レモンの青汁(グリーンハウス)
・スイーツ青汁(オーガニックレーベル)
・すっきりフルーツ青汁(ファビウス)
・めっちゃたっぷりフルーツ青汁(シエル)
・めっちゃぜいたくフルーツ青汁(クラヴィス)
幸い商品名に「フルーツ」という言葉が多いので、見分けも簡単につきます。
アレルギーが気になる方はこういった青汁を控えることをお勧めします。
以上、青汁のアレルギーが気にな方に参考になる情報を紹介しました。
お勧めなのは大麦若葉やケールなどが軸で、他にほとんど原料を投入していない青汁です。
特に「ヘルスマネージ大麦若葉青汁デキストリン」、「青汁三昧」、「桑の葉青汁」などは原料が少ないことでも有名なので、アレルギーが気になる方に飲みやすい青汁となっています。
是非検討してみてください!
/公開日:2018年2月15日