ここでは青汁のメリットを様々な視点から紹介していきます。
毎日飲み続けることによって体調面を整えるメリットもありますし、それ以外に利便性がアップしたり、経済的負担を減らせるといったメリットもあります。
青汁のメリットがはっきり理解できていない方は是非参考にしてみてください。
まず最初に挙げられるのが、毎日定期的に飲むことで「お腹の調子が整う」ということです。
青汁にはたくさんの野菜が入っていて、食物繊維も豊富です。
もともと食物繊維は「食べ物のカス」と考えられていたものなので、多く摂取するという文化がありませんでした。
しかし1930年代になって、便秘患者や大腸炎患者が食物繊維を摂ると、症状が改善したという事がわかり、それ以来食物繊維の作用に関心が寄せられるようになりました。
そして食物繊維について研究していくと、下記のようなことが判明しました。
⇒腸内で発酵、分解されるとビフィズス菌が増えて腸内環境が良くなる
⇒粘性があると腸内をゆっくりと消化物が移動するので、その間に体の腐敗物や毒素をしっかりと吸収して、外へと排出してくれる役割がある
⇒食物繊維の中でも特に水溶性食物繊維は胆汁酸やコレステロールを吸着する機能があります。その結果、余計な中性脂肪を取り除いてくれる役割がある
上記のように体のメンテナンスにとても役立つことが分かり、腸内環境を整えるのに有効な作用があるとされています。
青汁には食物繊維が豊富な大麦若葉、ケール、明日葉などが含まれています。
また、食物繊維が不足しがちだと思われる青汁には、難消化デキストリン、ポリテキストロース、大麦βグルカンなどと呼ばれる水溶性食物繊維がプラスされているケースが目立ちます。
便秘がち、お通じを解消したいという方に理想的な成分が入っています。
ただ、食物繊維が豊富が故、お腹を下してしまう人もいるので飲みすぎには注意しましょう。
時折、青汁を飲んでアレルギー症状が出てしまったという人がいます。
それはアレルギーに該当する食材が入った青汁を摂取してしまった影響と考えられます。(バナナ、オレンジ、キウイフルーツ、りんご、やまいもなど)
しかし特にアレルギー症状を持っていない方が青汁を飲む分には、アレルギーを発症する要素はありません。
逆にミネラルやビタミンが豊富に含まれている青汁は、下記のような症状を抑えると、専門家がその効果について発表しています。
青汁に含まれる成分が細胞の増殖成長、促進作用を促し、傷ついた細胞の修復に役立っているという結果が出ています。
また、青汁の中でもケールを含んだものは肌の黒ずみを生んでいる黒色色素細胞を緩和させる働きもあるので、肌に透明感を取り戻したり、肌艶を良くするのに良いとされています。
ケールに含まれているメラトニンは睡眠促進作用もあり、寝つきが悪い人が毎日摂取することで快眠へとつなげられるという声もあります。
メラトニンは体内時計を調整してくれるような作用があります。
夜になると分泌され、体のリズムを整えてくれます。
青汁にはLDLコレステロールを低下させる役割が期待できます。
通常のコレステロールは体内のあらゆる血液中に存在するものですが、LDLコレステロールは肝臓から血中や組織で運ぶ部分に存在します。
このLDLコレステロールが高いと血液が滞り、動脈硬化を起こしてしまう可能性が高まります。
つまり、LDLコレステロールが高いと脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞などが起こりやすく、重篤な病気を引き起こしてしまう危険性もあるということです。
日本人の食事はだんだんと欧米化してきて、動物性脂肪の料理が増えています。
その結果、LDLコレステロールが高まりやすい体の造りになっているので、この数値が基準値をオーバーしてしまうケースも増えています。
LDLコレステロールを下げるには、食物繊維が効果的です。
血液中に含まれる余分なコレステロールが肝臓に再吸収されるのを防ぎます。
その結果、余計なコレステロールは便として排出されるので、正常値を保つことができます。
「食物繊維が血液中に出た余計なコレステロールを掃除してくれる存在」と考えると分かりやすいでしょう。
青汁の食材自体に食物繊維を含んでいるケースもありますし、それにプラスして不溶性食物繊維を追加しているケースもあります。(大正製薬のキトサンなど)
青汁は1杯、平均で90円から110円程度です。
中には非常に安い青汁もあります。(フレッシュフルーツ青汁は最安値1杯32円で購入可能)
だいたい缶ジュース1本にも満たないぐらいで購入可能です。
これを実際に自分で作って飲むとなると、さらにコストがかかります。
例えば、よく青汁に使用されている大麦若葉、ケール、明日葉などをスーパーで購入してきて、ミキサーでかけて飲むとなると、1杯100円で済まないでしょう。
そもそも青汁に配合されているような上記の食材もなかなか一般的なスーパーでは見かけませんから、購入すること自体大変です。
それに市販されている青汁は口当たりがよく、飲みやすい仕上がりになっています。
さらに味を調整して、飲みやすい青汁に仕上げるとなると更にコストがかかるでしょう。
普段の料理は、レストランで食べるより自炊したほうが安く仕上がるケースがほとんどです。
しかし、青汁に関しては自分で作った方がむしろ高くなるケースが大半です。
普通のお茶やジュースに比べれば1杯あたりはどうしても高くなりますが、栄養価の高い飲み物として考えると、決して高いわけではありません。
毎日自分で大量の野菜を購入してきて、搾汁し、飲み物にする方がよっぽどコストもかかります。
青汁を毎日飲んでいる人の理由の一つとして、「手軽さ」を挙げる人も多いです。
野菜の栄養素がたっぷり詰まったものが、わずか数秒で飲めるとなれば、確かに手軽ですね。
実際、自分で野菜を購入してきて食材を切り、ミキサーにかけて飲むとなるとかなり手間です。
青汁を作るまで時間がかかりますし、その後ミキサーを洗ったりという手間も発生してしまいます。
市販の青汁であれば、粉末を水で溶いて、シェイカーでそのまま飲めば良いだけ。
シェイカーを洗う程度の手間です。
最近は錠剤タイプの青汁も登場しているので、それであればシェーカーを洗うことすら必要ありません。
毎日野菜を購入する手間も省けますし、簡単に栄養素を摂取できるという点が青汁の魅力でもあります。
また、粉末タイプのものなら軽くて、かさばりませんから、毎日携帯しても良いですね。
職場や学校で毎日飲むなんてことも可能です。
「調達が簡単」、「作るのが簡単」、「洗い物が増えない」という点が長く、青汁が好まれている要因でしょう。
青汁は昔と比べて、かなり飲みやすいものに変化しています。
緑茶や抹茶が飲めるという人であれば、青汁も問題なく飲めるでしょう。
もし飲みづらいと感じたら、牛乳や豆乳と混ぜて飲むことも可能です。
甘みが欲しければ、はちみつやきな粉などを混ぜてもよいでしょう。
とても相性が良いです。
これならおそらく、お子さんでも飲めると感じるはずです。
「ただ単に野菜を摂取するのは厳しい」という人でも、「青汁なら飲める」という声があります。
青汁の苦い原料(大麦若葉、明日葉、ケール)だけだとさすがにきついですが、それにプラスしてショ糖や緑茶、抹茶末が入っているものが多いので、味もまろやかになっています。
最近ではオレンジやリンゴ、バナナなどを配合したフルーツ青汁もたくさん登場しています。
もしオーソドックスな青汁が苦そうで心配ということなら、こういった青汁を選択しても良いですね。
あるいは値段が安い青汁を購入して、もし苦そうなら果物を加えるという考えでも良いかもしれません。
青汁は1袋わずか3g程度ですが、野菜に換算すると100g程度の栄養素を含んでいるといわれます。
例えば、野菜を100g摂取するとしたら、ほうれん草に換算すると5株ぐらい食べなければいけません。
煮たり、炒めたりすれば食べられなくはない量ですが、ちょっと大変ですよね。
そう考えると飲み物になっているだけでも、だいぶ摂取が楽になっています。
また、野菜の場合、生野菜で食べられるものは別ですが、炒めたり、焼いたりする必要がある野菜だと栄養素が減少してしまいます。
特にビタミンやミネラルが大きく減少してしまうので、実際に摂取できる栄養素はかなり低くなっていることが予想されます。
青汁の場合はフリーズドライ製法や低温乾燥製法などを用いて粉末状にしているので、極力加熱しないような処理が行われています。
野菜そのものの栄養素を摂取できる点が青汁のメリットでしょう。
以上、青汁のメリットについて紹介してきました。
青汁を飲む時、「単純に体に良いから」という理由で飲む人もいますが、意外と利便性や経済面でもメリットがあることが分かっています。
青汁は定期購入を用意しているケースが目立ちます。
継続的に飲んだ方が体調面の変化を感じやすいですし、定期購入の方が数%安くなっているのでおススメです。
もし続けようと思っているなら、青汁の定期購入を検討したほうがよさそうです。
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