栄養面で考えると、青汁以外に野菜ジュースもとても魅力的です。
豊富な食物繊維やミネラル、ビタミンなどが入っていますからね。
ただカロリーを比較すると、青汁の方が長けています。
1杯あたりも野菜ジュースの半分から3分の1程度で済むものばかりです。
ここでは青汁のカロリーについて詳しく見ていきましょう!
まず一般的な青汁のカロリーがどれぐらいなのかを分かってもらうため、有名な青汁のカロリーを列挙してみました。
・養生青汁:11カロリー
・神仙桑抹茶ゴールド:10.5カロリー
・レモンの青汁:10.5カロリー
・乳酸菌が入った青汁:7.7カロリー
・めっちゃたっぷりフルーツ青汁:11.6カロリー
・めっちゃぜいたくフルーツ青汁:11.7カロリー
・すっきりフルーツ青汁:11.7カロリー
・飲みごたえ野菜青汁:11.9カロリー
・ふるさと青汁:11.1カロリー
ご覧のように1杯当たり、ほとんど10カロリー程度のものばかりです。(ちなみに1杯200mlとして換算)
別にこれはカロリーの低い青汁を厳選したわけではありません。
主成分の殆どが野菜や果物のみになっている青汁ならではのカロリーです。
フルーツ系の青汁でも10カロリーをちょっとオーバーするぐらいですから、いかに青汁のカロリーが低いかが分かります。
青汁と同様に野菜がたっぷり入っている飲み物といえば、野菜ジュースが挙げられます。
野菜ジュースの1杯あたりのカロリーは60から80カロリー程度。
例えば、野菜ジュースで有名なカゴメの「野菜1日これ1本」は69カロリーです。
青汁と同じように野菜を使っていても、カロリーがちょっと高いです。
その理由は野菜以外に人工的に配合された糖質の影響が考えられます。
こちらの野菜ジュースは、1本あたりで糖質が13.7gも入っています。
それに対し、青汁の場合、例えば、極の青汁だと糖質352mg。(フラクトオリゴ糖と配糖体を足したもの)
圧倒的その数値は低いです。
ほとんどの青汁は、意図的に糖質が少ないんです!
これがカロリーが少ない要因です。
実際、青汁より野菜ジュースのほうが甘みを感じられて飲みやすいものが多いですからね。
ただ、青汁も甘味は少ないものの、生臭さや苦さを打ち消す緑茶や抹茶パウダーが入っているので、飲みにくいというものは減ってきました。
実際、「野菜を飲んでいるという感覚より、緑茶や抹茶を飲んでいる」という感覚の方が強いですからね。
青汁はカロリーが気になる人にも、うってつけの飲み物です。
低いカロリーのまま飲みたいなら、水で飲むようにしましょう。
青汁は非常に牛乳との相性も良く、混ぜて飲むと飲みやすくなるのですが、それだと牛乳1杯分のカロリーを丸々摂取してしまうことになります。
低脂肪でもコップ1杯で90カロリー程度ありますし、濃厚な牛乳なら150カロリー程度はいってしまうはずです。
これだとあまり青汁の低カロリーの意味がなくなってしまいます。
牛乳に青汁の粉末を入れたからといって、低カロリーになるわけではないですからね。
本当にカロリーを抑えたいなら、青汁だけでは無理です。
例えば、「牛乳から青汁に変えた」というだけでは、せいぜい 1日100カロリーカットできたかどうかという話。
1日の摂取カロリーが多い人は300カロリーとか、500カロリーとか、そういった単位でのカロリー減が必要になるので、食事でカロリーカットしていくしかありません。
もちろん青汁でカロリーカットするのもマイナスではありませんが、食事を 1食抜かして青汁に置き換えるなど、大胆な対策が必要になってきます。
青汁はカロリーが少ないこと以外に、魅力的なことがもう一つあります。
それは野菜と同じように血糖値上昇抑制作用があるということ。
人間の体は、炭水化物などを摂取すると急激に血糖値が上昇します。
血糖値が上昇するとインシュリンが分泌されるのですが、糖や脂肪の処理が追いつかず、それが体に残ってしまいます。
それが太る原因です。
青汁を飲むことで、急激な血糖値上昇作用がなくなるため、今までと同じようにお肉やご飯を食べても太りにくくなるといったメリットがあります。
この作用うまく活用して、食前に青汁を飲むようにしましょう。
そうすれば今までと同じようにカロリーを摂っていても、吸収率がちょっとは下がるはずです。
ただし、あまりにも暴飲暴食して1日の目安となる摂取カロリーを大幅に上回っている時は、食前に青汁を飲んでもあまり意味がないですけどね。
以上、青汁のカロリーについて紹介しました。
青汁自体非常にカロリーが低く、健康的な飲み物というのは間違いありません。
例えば、カロリーが多いココアやカフェラテなどを飲んでいた人が切り替えれば、多少のダイエット効果も見込めます。
しかし、飲み物だけに頼ってダイエットしてもあまり意味のないことなので、普段の食生活から改めて見直すことが大切です。
/公開日:2018年1月31日