近年は糖尿病になったからといって、必ずしもインスリン注射をしなければ治らないというわけではないです。
薬なしで糖質制限をするだけで、改善している人も多いです。
ただ、糖質制限は急激にやると体力の低下などを招き、体調面への不安があります。
そこで、ご飯の量をちょっとずつ減らしながら青汁を使って血糖値を下げる方法が注目されています。
どのように青汁を使って糖尿病予防を実行すればよいのか見ていきましょう!
糖尿病は文字通り、糖を体内に過剰に摂取したことが大きいですから、糖質を控えればよいということになります。
ただ、糖というのは色々な食材に入っていて、普段主食として皆さんが食べているご飯類やパン類にも含まれています。
つまり、100%糖質をカットする食生活というのは無理があります。
過去にNHKのクローズアップ現代で、糖尿病に悩んでいた男性が「自己流でご飯類とパン類を一切なくした」という食生活が放送されていました。
そういった食生活を送っていると、血糖値は下がるものの、筋力や各器官の機能まで低下してしまい、体調が悪化したということが伝えられました。
実際、足の筋力が衰えて階段が上れなくなったり、視力が低下したという状況になってしまいました。
ということはある程度、タンパク質も確保しながら糖尿病と戦っていかなければいけません。
そこでお勧めの方法が青汁を使った糖尿病対策です。
青汁のメリットは、血糖値の上昇を抑えてくれることです。
青汁には食物繊維やクエン酸などの血糖値上昇を抑える成分が入っているため、タンパク質より先に摂取することで上昇を防ぐことができます。
これはすでにさまざまな医療機関でも発表されていて、確かな体のメカニズムになっています。
厚生労働省の国民健康栄養調査でも、「野菜を先に取れば血糖値が上がりにくい」と伝えています。
ただ、毎日たくさんの野菜を摂るのは難しいという方もいるでしょう。
経済的な理由もありますし、例えば一人暮らしの方などが、さまざまな野菜を毎日食べるというのはあまり効率的ではありません。
そんな時、野菜ジュースや青汁を飲むのが手っ取り早く効果的というわけです。
どちらでも良いですが、どちらかというと野菜の成分重視になっている青汁の方が食物繊維やビタミン、ミネラルの量が多いので、より糖尿病対策にうってつけの飲み物と言えます。
そして日本病態栄養学会の発表によると、血糖値を速やかに低下させるには、「ご飯を食べる30分前に飲むのが良い」という研究結果も報告されています。
ご飯を食べる前にまずは青汁を飲んで、食事前の準備をしておきましょう。
糖尿病の可能性が高い人は腎機能が弱く、たくさんタンパク質を摂ると、消化不足を起こしたり、腎機能障害が発生することもあります。
ですから、タンパク質を減らす事は必須。
タンパク質を減らす場合、普段の食事の半分ぐらいが目安とされています。
それ以上下げると、1日に必要なカロリーが減ってエネルギーが不足してしまいます。
人間の体は、もしカロリー不足に陥った場合、筋肉を分解して糖に変えます。
それをエネルギーとして活用するので、だんだんと筋力の低下が起こります。
上記を踏まえて、体調を維持しながら糖質を減らす場合、下記のような食生活を送ってみてはいかがでしょうか。
必要最低限のタンパク質(カロリー)を確保しながらも、食物繊維を豊富に摂るというイメージです。
急激に食生活を変化させるのではなく、成分ごとに摂る割合を変えていくのが好ましいです。
ビタミン、ミネラル食物繊維などの比重を上げ、タンパク質や糖質の割合を下げた食生活に切り替えていきましょう。
以上、青汁を使った糖尿病予防について紹介しました。
普段から野菜を食べている人でも、青汁を食事前に飲むことをお勧めします。
なぜなら野菜を摂っている人でも目安となる1日の野菜摂取量に到達していない人が多いからです。
青汁を摂取することで、必要な野菜摂取量に近づくので積極的に摂取していきましょう。
そして青汁は食べる直前に飲むというより、ご飯の支度をしている段階で飲むというぐらいの解釈が良いです。
ぜひ、糖尿病予防や改善に役立ててみてください。
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