肌荒れを治す場合、体の内面と外側の両方から治す方法があります。
どちらのケアも重要ですが、例えば化粧品などを使って対処する場合はアレルギー物質に反応して、逆にもっと肌荒れがひどくなってしまうこともあります。
そこで安全面も考慮しながら肌荒れ対策するには、内面から改善が重要。
青汁など、ビタミンやミネラルを豊富に含んだものを摂取するのが有効とされています。
青汁を飲むことで体にどのような変化を与えてくれるのか、詳しくみていきましょう!
まず肌荒れはなぜ起こるのか見ていきましょう。
とてもアバウトに言ってしまえば原因は食生活の乱れ、ストレス、睡眠不足などです。
これらに共通するのは、活性酸素の影響と、健やかな肌を形成するのに欠かせない栄養素が不足していることです。
例えばストレスがたまるとホルモンバランスが悪くなり、活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素は分かりやすく言うと、体内の機能を邪魔する悪い物質。
代謝が悪くなったり、血液循環が悪くなったり、老廃物の排泄が滞ったりするのも活性酸素の影響を受けていると言えます。
すると次第に肌に潤いを与えてくれているビタミンCが減り、角質層や基底層と呼ばれる肌の表面がかさついた状態になります。
その結果、ひび割れを起こしたり、皮脂の炎症が起こりやすくなります。
活性酸素は喫煙者も発生しやすいので、肌荒れする人が多いです。
活性酸素はビタミンを豊富に摂ることで撃退しやすくなります。
肌荒れに良い成分を調べていると、必ず「ビタミン」にたどり着くのではないでしょうか。
とりわけ必要とされるのが下記4つのビタミンです。
ビタミンCはコラーゲン生成に必要な成分で、食べ物だけでなく、化粧水など外部から吸収することもできます。
ビタミンB2は脂肪、タンパク質の代謝、赤血球の形成、抗体の生産などに必要な成分です。
例えばアレルギー反応が出やすく、肌につながっている人はビタミンB2が特に必要です。
ビタミンB6は様々な代謝過程において役立つ成分。
例えば、アミノ酸や神経伝達物質、ヒスタミン合成などに役立っています。
各機能のサポート役のような存在です。
ビタミンB1は糖質や脂肪酸の代謝に用いられるもの。
糖質や脂肪酸が体に溜まると代謝が悪くなったり、血液の流れが悪くなります。
それを掃除するような役割がビタミンB1と考えて良いでしょう。
肌荒れが目立つ時は、この4つの成分は特に定期的に補給しなければいけません。
4つともメジャーな成分なので、ドラックストアなどで錠剤やサプリメントとしても販売されています。
もちろんそれぞれ購入して摂取しても良いのですが、効率良く、そして低価格で済ませるには青汁がおすすめです。
サプリメントを購入するよりもリーズナブルなので続けやすいです。
体の内面から改善していくという意味では、サプリメントと同じ効果が期待できます。
通常の野菜でも、もちろんビタミン類は摂取できますが、青汁に含まれている大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉などは非常に高い数値を誇っています。
中でも評価が高いのが、ケール。
ケールはキャベツの葉がさらに色濃くなったような野菜です。
特にビタミンCの数値が高く、100g中241mgのビタミンCを含んでいます。(ファンケル調べ)
ビタミンCというと、レモンやグレープフルーツなどちょっと酸味があるものが多いです。
そういった食材でビタミンCを摂取してもよいのですが、多く摂取できるわけではありません。
飲用できる量を考えていると、ビタミンCが一番補給しやすい野菜です。
そしてできればケール以外に、明日葉も入っていると尚良しです。
ケールはビタミンCに優れている反面、ビタミンB1、ビタミンB6がやや少ないのが難点です。
明日葉でしたらケールに足りないビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2をうまく補給できます。
ケールと明日葉が入っている青汁だと、肌荒れ対策にバッチリと言えそうです。
ちなみに有名ブランドから販売されている青汁限定で検証していくと、サンスターの粉末青汁に明日葉とケールが配合されています。
さらに大麦若葉も入っていますので、ビタミンが豊富でお勧めです。
以上、肌荒れ対策に効果的な青汁について検証してきました。
ビタミンが豊富な野菜や果物を毎日摂るのも良いですし、それがちょっと大変なら青汁で済ませるというのもありかなと思います。
手間がかからず豊富なビタミンを摂取できるのは、かなりありがたいです。
1ヶ月も続ければ、体に成分が十分浸透して肌への良い影響も期待できるのではないでしょうか。
ただ、効果を得るには食生活だけでなく、生活習慣全体の見直しも同時に行っていきましょう。
/公開日:2018年1月27日